愛とは、与えるもの。
でも、与えすぎる愛は時に、相手を押しつぶしてしまうことがある。
愛情豊かなお嬢様・薫子(26)は、そんな“重すぎる愛”の持ち主。
「適度な愛の重さ」の正解とは……?
その問いに答えを見いだすべく、改めて恋愛と向き合った女の、奮闘物語である。
▶前回:食事会で偶然元カレに再会。「もう次の彼氏がいる」と女が告げたら、態度が豹変し…
夕方の18時を過ぎて、部屋には西日が差し込み始める。
薫子は手早くカーテンをひいて逆光を遮ると、再びパソコンに向かった。
「じゃあ、社長が帰国され次第アポイントを…」
画面の向こうでは、どこかのカフェのテラス席にいる紀香が、テキパキとミーティングを進めている。
......
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