愛とは、与えるもの。
でも、与えすぎる愛は時に、相手を押しつぶしてしまうことがある。
愛情豊かなお嬢様・薫子(26)は、そんな“重すぎる愛”の持ち主。
「適度な愛の重さ」の正解とは……?
その問いに答えを見いだすべく、改めて恋愛と向き合った女の、奮闘物語である。
▶前回:「ちょっと用事が…」と、週末に会えない理由をごまかす彼。“何かを隠してる”と確信した女は…
心地よい風が吹き渡る、代官山の夜。
和やかな会話で緩んでいた薫子の頬は、一瞬にして凍りついた。
「あれ、薫子…?」
「ひでくん…!」
目の前に立っているのは、見間違えるはずもない。去年、こっぴどく薫子を拒絶した元恋人・秀明だ。
「うっそ、ほんとに薫子?全......
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この記事へのコメント
紀香も秀明によくぞ言った。目の前にいる過去の過去を暴露するだけじゃなくて、それを批判した挙げ句笑いものにしようとするなんて、秀明は下品極まりない。
こんな品のない男が元彼とか。
こんなふざけた男が元カレとか、人生最大の汚点。