『嫉妬こそ生きる力だ』
ある作家は、そんな名言を残した。
でも、東京という、常に青天井を見させられるこの地には、そんな風に綺麗に気持ちを整理できない女たちがいる。
そして、”嫉妬”という感情は女たちをどこまでも突き動かす。
ときに、制御不能な域にまで…。
静かに蠢きはじめる、女の狂気。
覗き見する覚悟は、…できましたか?
▶前回:積極的に姑との同居を提案してきた嫁。彼女が密かに企む、恐ろしすぎる計画
知らんぷりする女
別に、結婚しているから羨ましいんじゃない。
旦那さんが外資系投資銀行勤務のエリートで、玉の輿に乗ったからって、嫉妬してるんじゃない。
私だって、もう35歳。
世の中は不条理に満ちている。生まれながらに全然平等じゃない。そんなことはもう十分すぎるほどにわかってるつもり......
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この記事へのコメント
カウンター席の白にニット着た女性、チョコクッキー盗んでましたよ
って、何だか笑ってしまいました。
なんかその辺りが引っかかって、そんなに毎回うまくはいかないだろうと思いました。
もちろん努力は報われてほしいけど、他人と比べるものではないし、愛莉は愛莉で影で努力しているかもしれないことは想像しないんだね。
嫉妬する気持ちもわかるけど、それを自分の中で消化できず、こんな他人を陥れるようなことをして溜飲下げても、いつかバレたら純粋な仕事に対する努力も一瞬で水泡に帰すのに。