『嫉妬こそ生きる力だ』
ある作家は、そんな名言を残した。
でも、東京という、常に青天井を見させられるこの地には、そんな風に綺麗に気持ちを整理できない女たちがいる。
そして、”嫉妬”という感情は女たちをどこまでも突き動かす。
ときに、制御不能な域にまで…。
静かに蠢きはじめる、女の狂気。
覗き見する覚悟は、…できましたか?
▶前回:「これで4,000万円手に入る…」買い物中毒になった女が思いついた、とんでもない資金調達の方法
企む女
朝8時。
羽田空港のロビーで、私と義母は、晴斗との別れを惜しんでいた。
晴斗は今日から3年、ロンドンに赴任する。
「ついたらすぐ連絡してね」
「もちろん。コロナ落ち着いたら、一緒にヨーロッパ旅行行こうな」
「うん、絶対行く!!」
まるで永遠の別れを惜しむか......
この記事の続きは月額プラン会員への加入、
またはアプリでコイン購入をすると読めます
またはアプリでコイン購入をすると読めます
この記事へのコメント
ごめん旦那!
ただ生理的にギリ受け付けるか受け付けないかレベルの男と、よく恋愛して結婚出来たなぁと。