これは男と女の思惑が交差する、ある夜の物語だ。
デートの後、男の誘いに乗って一夜を共にした日。一方で、あえて抱かれなかった夜。
女たちはなぜ、その決断に至ったのだろうか。
実は男の前で“従順なフリ”をしていても、腹の底では全く別のことを考えているのだ。
彼女たちは今日も「こうやって口説かれ、抱かれたい…」と思いを巡らせていて…?
▶前回:西新宿のタワマンに住んでいるのに、毎回デートでホテルを取る彼氏。友人から「怪しい」と諭されて…
ケース3:ホテル街へと通う人妻・奥菜美保(35歳)
「いってらっしゃい…!」
黒のレクサスに乗りこんだ夫を見送り、私はスマホを開く。非表示に設定していたメッセージをオンにすると、部屋の掃除を始めた。
一通り家事が落ち着くと、プラダのフラットシューズに足を入れながらLINEを送る。
美保:今から向かうね
水曜日の......
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この記事へのコメント
子供のためにも離婚した方がよかったのに。なぜ夫婦でい続けたのか?そこが1番よくわからなかった。
美保の実家も裕福みたいだし、なぜ飲酒で事故起こすようなおクズ様と離婚しなかったんだろう…
山根先生に頼んでるからさ。