「たった一人の親友(バディ)がいれば、他には友達なんていらない」。
そう豪語する男がいた。
互いを信じ合い、揺るぐことのない二人の友情。だが、彼らが好きになったのは、同じ女性だった…。
◆これまでのあらすじ
舞が小暮にプロポーズした。片桐は親友として嬉しいはずなのに、喪失感を否定できず…。
▶前回:男が眠っている間に、メモ帳を見てしまい…。そこで女が知った、彼の衝撃的な計画とは
「まさか舞のほうから、小暮にプロポーズするなんてな…」
首都高、白金の高架下にあるイタリアン『レイマ』。
オレンジ色のライトに包まれたカウンターで、俺はぼそりとつぶやいた。すると舞が反応する。
「プロポーズするのは男で、されるのは女っていう法律があるわけじゃないし。......
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この記事へのコメント
最後、お互いスピーチ送り合うなんて他の出席者は完全に蚊帳の外だね。珍妙な結婚式だなぁ‥‥
なんかごめんなさい