運命の相手と出会いたい。誰もが思っていることではないだろうか。
では、運命の相手はどこにいるのだろう。
まだ出会っていないだけ、どこかにいるのだ。
そう思い続けてきた曽根進太郎、29歳。恋愛経験はゼロに近い。
彼の人生をかけた、“運命の相手”探し。紆余曲折を経て、ついに「彼女」にたどり着いた。
会社の同僚・杏と交際することになった進太郎。彼が胸の内を打ち明ける。
「朝ごはん出来たよ」
テーブルに朝食を並べた進太郎は、洗面台で顔を洗っている杏に声をかけた。
付き合い始めてからというもの、杏は進太郎のマンションに頻繁に来るようになった。
お互いの家が近いこともあり、半同棲状態だ。
「今行くー」
10分前にノソノソ起き......
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この記事へのコメント
私も結婚相談所にすごく短期間ですが所属していた(結果的に普通に恋愛結婚だった)んですが、1番初めにアドバイザーの方が婚活してもなかなかうまく行かないこともあるけれど、絶対自分にとって糧になることが必ずあります。と言ってたのを思い出しました。進太郎も婚活がプラスに働いたのかもしれないね。