婚活ひとり飯 Vol.11

「好き」と伝えるのは、恥ずかしいことじゃない。体裁を気にしていた女が見つけた答えとは

男性がひとりで外食するのは受け入れられているのに、未だに世間では、女性がひとりで外食するとなると敷居が高い。

しかし最近、女がひとりでも気軽に入れるハイセンスなお店が増えているのをご存知だろうか。

広告代理店に勤務する桜木佳奈も、最初は「女性ひとりでご飯なんて」と躊躇していた一人だ。

時は、2019年。35歳の佳奈は、婚活に奮闘していた。

だが、涙のラザニアや、決意の焼肉など“女ひとり飯”をしていくうちに、人生も回り始めていき、年下の賢人デートをしたのだが…。


賢人とデートをしてから1週間が経った。だが、私のスマホは鳴らないままだ。

—私、何かやってしまったのかな…やっぱり彼女がいるのかな…

デートの翌日にお礼のLINEこそし合ったものの、そこから連絡は来ていない。しかも前回のデートで、賢人は颯爽と消えていった。どこへ行ったのかわからないし、あの後誰かに会っていたのかどうかも不明だ。

不安で胸が押し潰されそうになる中、私は洗面台の前でさっきから一生懸命メイクをしている。

なぜならば、恭平と別れたことを知った母が、有無を言わさず強制的に“お見合い”をセッティングしてしまったからだ。

「面倒だなぁ…お見合いかぁ…仕方ない。頑張ろう」

気合を入れ直し、指定された場所へと向かう。お相手は、お父様の会社を継いでいるという42歳、独身の方だった。

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