婚活ひとり飯 Vol.6

「本当は、このまま朝まで一緒にいたいんだ…」女がその気になった途端、発覚した男の素性とは

男性がひとりで外食するのは受け入れられているのに、未だに世間では、女性がひとりで外食するとなると敷居が高い。

しかし最近、女がひとりでも気軽に入れるハイセンスなお店が増えているのをご存知だろうか。

広告代理店に勤務する桜木佳奈(35)も、最初は「女性ひとりでご飯なんて」と躊躇している一人だった。

だが婚活に奮闘しながら涙のラザニアや、しっくりくる土鍋ご飯など“女ひとり飯”をしていくうちに、人生も回り始めていき…。


昔憧れていた元同期からのお誘い。


賢人と麻布十番で再会して以降、私の心は浮かれていた。

あの日、深夜1時まで一緒に飲んだ後、連絡先を交換した私たち。しかしお礼のLINEを送ったものの、そこから何も進んでいない。

「年下だしなぁ。私のことなんて眼中にないのかもなぁ」

賢人からLINEが来ていないか、仕事中もついこまめに携帯をチェックしてしまう。年甲斐もなく乙女ちっくになっている自分に少し嫌気がさしていると、一通の通知が来た。

だが相手は、賢人ではなかった。

以前同じ会社におり、現在は独立して自分で会社を立ち上げた大輝だった。

—佳奈、久しぶり。元気?良ければ、今度ご飯行かない?


同期の中でも、大輝はダントツに仕事ができた。幼稚舎上がりの正統派のイケメンで、家柄も外見も良い。実は入社当時、密かに良いなと思っていた。

しかし当時からモテた大輝は、同じ大学卒のアナウンサーと交際中で、早々に諦めたせつない思い出がある。

5年前に彼が辞めてから会っていない。突然連絡がくるなんて、どういう風の吹き回しか分からないが、これはデートの誘いということなのだろうか。

私はすぐに返信を打って、二人で食事することになった。

こうして久しぶりに会った大輝は更にカッコよくなっており、人としての厚みが増していた。

しかしこのデートには、まさかのオチがついてきたのだ。

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