※こちらの店舗は、現在閉店しております。
昔の中華そばを、濃厚な魚介で作り上げる『きみの』
落ち着きのある大人が集う神楽坂は、ラーメンにおいても品のある味が好まれる。
『きみの』は、カウンター8席のみのこぢんまりとした佇まい。
店主が「昔、食堂で食べた味や祖母が作ってくれた味を再現した」というラーメン「醤油」は¥820。
大山地鶏の胴ガラと脂の少ないモミジをベースに、節系などの魚介をゆっくり煮込んだスープが絶品。
まろやかであっさりとした醤油味は、まさに昔ながら。じっくりと味わいながら、一滴残らず飲み干したくなる。
気取らない味が胃も心もリセットしてくれる。
餃子の名店の二枚看板を張るのはこの麺!
『おけ以』
創業60年の老舗『おけ以』。創業者が戦時中に中国北部で学んできた味を創業の地、神保町を経て現在の飯田橋にて継承する餃子の名店だ。
多い日には1日200食出るほどの絶大な人気ぶりの「餃子」だけでなく、その他のメニューもぬかりなく旨い『おけ以』。
なかでも餃子と同じく同店の看板メニューである「タンメン」を味わえば、この名店の底力に驚かされずにはいられない。
豚骨、鶏ガラ、生姜のみで出汁をとり、あっさりと仕上げたスープに、中太麺が良く絡む最高の一杯である。
「タンメン」で使用するスープは、ランチで使用する分は朝、ディナー分は、ランチ後にと、1日2回仕込む。だからこそ、いつ食べても優しい味わいなのだ。
ぜひ名物「餃子」とともに、この美味しさを体感してみて欲しい!
あの有名アーティストも愛したあっさり麺がコレだ!『珉亭』
昭和39年に開業した下北沢の『珉亭』は、かつてTHE BLUE HEARTSとして活躍した甲本ヒロトさんがバイトしていたことでも有名。
そんな名店の看板メニューは『江戸っ子ラーメン』だ。透き通ったスープは、旨みが強いがあっさりとしていて、細めの麺との相性も抜群。
浅漬けの自家製キムチが、食べ進める毎にスープと混ざり合い、酸味をプラスしてくれるのもいい。
「ラーチャン」と名が付く、半ラーメンと半チャーハンのセットも人気だ。
醤油ベースの透き通ったスープと、喉ごしのよい丸い細麺が特徴のラーメンは、郷愁を誘う昔ながらの中華麺といった風情。
また、このラーメンとセットとなるチャーハンが少し変わっている。赤いのだ!実はこの赤さ、赤く色づけされたチャーシューの色みがうつり、この独特の色を生み出しているのだとか。
グルメ番組の常連でもある名店の一杯は、やはり人を惹きつける魅力がぎっしりと詰まっているのだ。