日常を豊かにする店 Vol.2

会社帰りにぶらり丸の内ブリックスクエアへ!気軽に立ち寄れるビストロが新たな憩いの場に!

予約の取れないハイエンドなレストランばかりを追うことに疲れたという声もちらほら聞こえた2019年。

その声に反応するかのように、今年はリーズナブルな良店が増えてきた。

価格とクオリティを両立したレストランに通えば日常がより豊かになっていくはず!

店内には14人が座れる大テーブルが置かれ、これもまたビストロでは珍しい。シェアテーブルにすることで活気あるムードをもたらすのが狙いだ。隣同士でいい出会いもあるとか


仕事帰りに立ち寄った丸の内。
何気なく頼んだナポリタンと1杯のワインの
想像以上の美味しさに心躍る
『o/sio』

2019年秋、丸の内ブリックスクエアに異彩を放つ看板のない店が誕生した。

ガラスから透けて見える店内では、ナポリタンをつまみにビールを飲んでいる男性の隣で、美人OLが昔ながらのプリンを食べていたりする。

窓際にはラベルがお洒落なワインが並び、いい音が聴こえてくる。楽しそうで、気になる空間だ。

実はこのナポリタン、昼と夜とでは味が違う。昼はロメスパ、夜は生クリームやバターを加えパスタ料理として提供。「ナポリタンを越えたナポリタン」¥1,100


その店の正体は、代々木上原の『sio』のオーナーシェフである鳥羽周作さんが作ったビストロ。

いま料理界で勢いのある鳥羽さんになぜ丸の内に店をもったのかを聞くと「僕は根っからの戦好き。不利なところで試合をするのが大好きで、丸の内に本気のカルチャーを作りたかった」と話す。

旬のジロール茸をのせ、鶏の出汁と生クリームのソースで食べる「ジロール茸のオムレツ」。季節などによりメニューは異なる。写真は一例


理想は音楽やファッションと、本質を絡めたお店。

店内にはDJ MUROの音楽が流れ、料理はあえて誰もが好きな洋食と、フレンチ仕込みの一品料理を提供する。

鳥羽さんが「今年作った料理のなかでベスト3に入る」と断言する「ホッケ/パクチー」。肉厚な北海道産ホッケに、ナンプラーやヴィネガーで和えたパクチーサラダが最高にハマる!¥2,400


ひとつ星シェフが本腰で作るナポリタンを食べながらいい音楽を聴き、ナチュールを飲む。そんな丸の内の仕事帰りが、いま新しい。

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