勝ち組の遠吠え Vol.5

「婚活アプリやパーティーも試したが…」一橋大卒・好条件男が結婚できない理由

今とは違う“何者か”になりたい。

ここ東京では、そんな風に強く願い行動した者のみが掴める、成功や幸せがある。

彼らは「勝ち組」・「成功者」と称され、周囲から、羨ましがられ、時に妬まれる。

しかし、ご存じだろうか。

彼らは、その影で、ジレンマに苛まれ様々なコンプレックスと戦っていることを…。

この連載では、そんな「勝ち組」となった彼らの、その後のリアルストーリーをお届けする。

これまで、モテたくて慶應に入った男準ミス慶應と婚約中の男整形して青学のゴルフサークルに入った女などを紹介した。さて今回は?


Vol.5:ロジカルバカと言われた男


名前:伸夫(仮名)
年齢:38歳
職業:外資系コンサルタント


平日20時。オーダーメイドであつらえたのであろう、身体にフィットした、いかにも仕立ての良さそうなスーツを身に纏い、伸夫は『蕎麦前山都』に現れた。

優に180cmを超えているだろう高身長に、引き締まったボディライン。もうすぐ40歳という年齢を考えると、それなりに身なりには気をつかっていることが伺える。

「この後また仕事に戻らなくちゃいけなくて、食事しながらでもいいですか?」

仕事が激務で、日付が変わってから帰宅することがほとんどだと語る伸夫は、夕食の時間を使って話をしてくれた。

伸夫は八王子の出身で、現在は赤坂に住んでいる。幼いころに父が他界してしまったため、母は一人で暮らしており、母の様子を伺うために実家にはよく帰省しているという。

「母は女手一つで僕を育ててくれたんでね、少しでも親孝行したいなと思っているんです。最近は、孫の顔が見たいと言われて。僕もそろそろ結婚したいなと思っていたので婚活し始めたんですけど、中々うまくいかなくて…(笑)」

一橋大学を卒業後、小規模なIT系コンサル会社を経て、現在は外資系コンサルタントとして働き、年収2,000万超の伸夫。いわゆる勝ち組に入る伸夫だが、婚活は上手くいっていないという。何がネックになっているのだろうか。

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