女にとって、人生で最も幸せなときと言っても過言ではない、“プロポーズから結婚まで”の日々。
そんな最高潮のときに婚約者から「別れ」を切り出された女がいる。
澤村麻友、29歳。
ーさっさと忘れて先に進む?それとも、とことん相手を懲らしめる?
絶望のどん底で、果たして麻友はどちらの選択をするのか?
◆これまでのあらすじ
弁護士の吉岡を通しての両家の話し合いも進み、正社員復帰への道も拓かれ、ようやく前へ進み出した麻友。
しかし、略奪女の三原愛のせいで社内に根も葉もないでっちあげが書かれた怪文書が出回り、再び崖っぷちに。
…。
なんとか事態を収束し、新たな社内プロジェクトに参加をすることで奮起を誓う麻友だった。
婚約破棄になったことを報告して以来、久しぶりに親友の美菜子と会った。美菜子は、前回はここ『バル ポルティージョ デサルイアモール』で、白ワインを飲みながら麻友の代わりに涙を流してくれた。
「今日は美菜子に良い報告ができるわ」
「え?もしかして良輔と復縁?」
「まさか......
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この記事へのコメント
良い👏👏笑っちゃった!