2014.06.21
絶対にハズさないデートは “ペアリング”ディナー Vol.1ペアリングは、よりお食事を楽しんでいただくための手段」と話すのは『ラ・ボンヌ・ターブル』のソムリエ・大越基裕氏。その言葉どおり、ここではアミューズからしてテンションが上がる。アミューズには珍しくサラダが登場し、合わせるのは山形の発泡白ワイン。自然のアプローチの強いワインと晴天の日の大地を連想させるサラダは、まさに日本の有機食材に着目したこの店のコンセプトを体現する組み合わせ。
そして、おそらく東京でここだけの個性は、ジュースとのペアリングもあること。例えば炭で炙った鰹の前菜には、しそとローズを効かせたクランベリージュースを合わせる。これがまるでピノとのマリアージュのように繊細にはまるから驚きだ。カップルのどちらかが飲めなくてもふたりで楽しめる。そんなセンスこそ、本当の“おもてなし”と言える気がするのだ。