—“女”の幸せとは、結婚し、子どもを産み育てることである。
そんな固定観念は、とうの昔に薄れ始めた。
女たちは社会進出によって力をつけ、経済的にも精神的にも、男に頼らなくてもいい人生を送れるようになったのだ。
しかし人生の選択肢が増えるのは、果たして幸せなことだろうか。
選択の結果には常に自己責任が伴い、実際は、その重みで歪む女は少なくない。
この連載では様々な女たちの、その選択の“結果”をご紹介する。結婚願望が強い美香(34歳)、人妻の真弓(32歳)に続き、今回は出産して間もない女・由里子(33歳)のお話。
「......オギャー!という産声が部屋に響いたときは、反射的に大量の涙が吹き出したこと、よく覚えています」
由里子は重々しく口を開き、薄く笑った。
「産まれた瞬間の感動は、間違いなく“本物”でした。やっと会えた、この子を大切にしよう、私も母親になれたんだって、涙でぼやけ......
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この記事へのコメント
お母さんたち、頑張り過ぎないでね。
私一人目普通の総合病院でしたけど、母子別室、夜間授乳拒否可能、お金払えば入院延長可能で至れり尽くせりだった。
でも陣痛がトラウマになったから二人目無痛ある病院で産もうと思ってて、そこは母子同室、なかなか夜も預かってくれないらしく、おっぱい道場とか呼ばれてるようで産前からビクビク。私は二人目だから良いけど一人目しかも帝王切開からスタートの育児でスパルタは精神病めって言...続きを見るってるようなもんだわ。。そういう風潮真面目にどうにかなんないかなと思ってる。
日本は古い母親像の概念にとらわれすぎだとおもう。3歳神話とかね。
ママがハッピーでないと子供もハッピーになれない。
それぞれのスタイルがあって良いと思います!