シュガー&ソルト Vol.8

「よかったら、うち来る…?」10回目のデートで家に誘われた女が、エントランスで帰った理由

女の人生、その勝敗はいつ決まるのかー?

それは就職・結婚・出産など、20代で下した決断に大きく左右される。

ある分岐点では「負け」と見なされた者が、別の分岐点では幸せを勝ち取っていることなんてザラにあるのだ。

昔からその分岐点において、全く異なる結果になる2人がいた。その2人とは福岡出身の幼馴染、塩田ミキと佐藤菜々子。

2019年、28歳のミキは唐突に派遣社員となったはずの菜々子の”玉の輿婚”を知る

遡ること、5年前の2014年、 ミキが大手化粧品会社に就職し煌びやかな生活を送る一方で、菜々子は夢叶わず、派遣社員として外資系アパレル会社で働いていた。

自信をなくし地元に戻ろうかと考えていた菜々子だったが、正社員の白石百合と出会ったことで、東京でもう一度やり直すことを決意。

そんな中、菜々子は百合の結婚パーティーに招かれ、弁護士の汐田正樹と出会う。帰り際、正樹は連絡先を記した名刺を菜々子に残して、雑踏の中へ消えていったー。


ー夢から覚めたみたいだな……。

百合の結婚パーティーは普段の生活では出会わないような人たちで溢れていて、1人、松戸のマンションへ戻ったときには、さっきまでの数時間が幻のように思えた。

菜々子はそっとワンピースのポケットに上から手を添える。

正樹にもらった名刺の感触が......


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