浪費の女王 Vol.6

男に買わせた高級品で、辛い現実から逃避する女。何事にも動じないリッチな彼が、声を荒げた理由は

買い物は、魔法だ。

女は買い物という魔法を使って、“なりたい自分”を手に入れる。

ならば、どれだけ買っても満たされない女は一体何を求めているのだろう―?

32歳にして年収1,200万円を稼ぐ紗枝は、稼いだお金を存分に買い物に使う「カッコイイ女」のはずだった。

しかし、紗枝の向上心にも似た物欲は恋人・慎吾とのいさかいをキッカケに徐々に歪み始めた

カードが停止するまで買い物をしてしまった紗枝は、ついに慎吾に禁断の借金の申し込みをしてしまい、浪費をやめることを決意する

だが、超富裕層の個人投資家・喜多川に押し付けられた超高級腕時計が招いた誤解によって、紗枝は慎吾から別れを告げられてしまうのだった。

慎吾を失った紗枝は罵るつもりで喜多川に電話をかけたものの、紗枝の物欲を肯定してくれる喜多川の優しさに涙する。

紗枝の欲望の、行き着く先は?


「最低限の荷物だけ取りに帰って、あとは買えばいいよ」

ホテルのルームキーを受け取った紗枝はその言葉に従い、喜多川の運転するテスラの助手席に乗って自宅へ一時帰宅していた。

すでに夕方になっていたが、慎吾の帰ってきた形跡は無い。今朝別れ際に吐き捨てられた「しばらく帰らない」と......


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