#再婚 Vol.14

「どうしても、年内に結婚相手を見つけたい」崖っぷち婚活女32歳が、ハイスペ男から求愛された理由【#再婚 番外編】

ーこの人と離婚して新しい人と再婚すれば、簡単に幸せになれると思っていましたー

これは、高い恋愛偏差値を誇る男女がひしめき合う東京で、

再び運命の相手を求め彷徨うことになった男女のリアルな”再婚事情”を、忠実に描いた物語である。

夫の不倫によって離婚を決意した秋元カナは、紆余曲折の末ついに同じバツイチの弁護士・岡部と再婚を果たした。

一方、長らく恋人がいなかったカナの友人・上本亜美(32)にもようやく彼氏ができる。

今回は、そんな亜美が幸せを掴むまでの番外編ストーリーをお届けする。

崖っぷちの状態から、一人の男性に溺愛されるようになるまでに、亜美がしてきたこととは?


食事には誘われるのに、その後まで行かない女


「あぁ、ひどい顔…」

上本亜美(32)は、昨晩の飲み過ぎでむくんだ顔を凝視した。

二重幅の狭い亜美の目は、女優の綾瀬はるかのようだと言われることもあるが、浮腫むと全体的に小さく見える。せっかくの週末だというのに特に出かける予定もないため、スマホを片手に再びベッドの上に倒れ込んだ。

ー2019年もスタートしたっていうのに、彼氏が出来る気配もない。オリンピックまでには結婚したかったけど、これは本格的にヤバイかも…。

危機感を感じているのにもかかわらず、寒さでベッドから起き上がれない。やっとの思いで暖房をつけ、ようやく震えずにスマホをいじることが出来た。

LINEには、昨夜の食事会で出会った、あまりときめかないメーカー勤務の男性から食事の誘いが1件きている。

誰からも誘われないよりはマシだが、この男性と食事に行ったところで、その先が見えてしまうのが辛い。

どこか素敵な場所でご飯を食べて、適当に褒めてもらう。その後雰囲気の良い2軒目でぐいっと迫られたら、さりげなくフェードアウトする自分の姿がありありと目に浮かんだ。

半月後には大親友・カナの再婚パーティが行われるというのに、自分だけがそんなお決まりのパターンを繰り返すのは、もうコリゴリだ。

その時である。

ふと開いたInstagramの画面に、後輩・絵里子のイルミネーション投稿が目に入った。大方、星の数ほどいる彼氏候補のうちの1人に連れて行ってもらったのだろう。

「絵里子みたいにモテるには、どうすればいいんだろ…」

何気なく呟いたこの本心からの一言が、その後の亜美の恋愛人生を大きく変えるきっかけになった。

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