―あの頃の二人を、君はまだ覚えてる...?
誰もが羨む生活、裕福な恋人。不満なんて何もない。
でもー。
幸せに生きてるはずなのに、私の心の奥には、青春時代を共に過ごした同級生・廉が常に眠っていた。
人ごみに流され、都会に染まりながらも、力強く、そして少し不器用に人生を歩む美貌の女・里奈。
運命の悪戯が、二人の人生を交差させる。これは、女サイドを描いたストーリー。
7つ年上の直哉との結婚した里奈は、サークルの同窓会で再会した廉と結ばれてしまう。
しかし、二人の関係は直哉と廉の妻・美月気づかれ、里奈は別れを決意する。そして、ついに直哉の子を妊娠したが...。
はじめて娘と対面した瞬間のことは、一生忘れないと思う。
半日以上の苦痛を乗り越え、意識が朦朧とするほど体力も精神力も消耗した私の目の前に差し出された、新しい命。
産まれて間もないにも関わらず、くっきり二重の目を大きく見開いた彼女の顔を見たときは自然と涙が溢れた。
-......
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この記事へのコメント
劣等感をこんなに感じてるなら、リナに会いに行かなきゃいいのに。
でも、未祐みたいな女性周りにもいるよね。
結婚は現実だからね、廉が玲美ちゃんを受け入れてくれるような器があると思えないよ。
それこそレミちゃんを育てる環境を整えられるの??親の愛があれば十分っていう考え方もできるけど、里奈はそういうタイプじゃないとおもう。