有馬紅子 Vol.10

「彼女には、私さえいればいいの」。憧れの女性から全てを奪い始めた、女友達の歪んだ執着

深窓の令嬢が、超リッチな男と結婚。

それは社会の上澄みと呼ばれる彼らの、ありふれた結婚物語。

有馬紅子(ありま・べにこ)もそんな物語の一人として17年間幸せに暮らしてきた。

しかし突然、夫・貴秋が若い女と駆け落ち同然で家を出てしまい、紅子のプライドは消えかける。

しかし就職し、新たな一歩を踏み出した紅子。ある日、上司の小河と共に悪質なクレーム処理に向かうと、その場での発言が小河の負の感情を引き出してしまう

そうして紅子に対して劣等感が芽生えた小河。紅子が初めての売り上げを上げ、周囲のスタッフや小河の元彼・坂巻までも魅了していき…。

「社会経験、ほぼゼロ」。有閑マダムのレールから強制的に外された女・有馬紅子のどん底からの這い上がり人生に迫る。


小河利佳子の正義:「嫉妬や負の感情があっても…彼女を認めること」


― 18万円強のデカンタが80個で、1,400万円超え、か。

バックヤードで有馬さんの売り上げ表を見ながら、私はなんとも言えない気持ちになる。

「私は少し…幸運だっただけです」

状況を聞いた時に、有馬さんは私にそう言った。側にいたという加藤さんは、それを「ミラクルで......


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