婚活は、ビジネススクールで!? Vol.5

28歳女の婚活、複数同時進行は“悪”じゃない?成功の秘訣は、少しの打算と的確な自己分析

多くの女性を苦しめる、 “結婚”という二文字。

高望みをしているわけではない、普通の幸せが欲しいだけ。

しかし出会いに溢れているはずの東京で、それはなかなか手に入らないのである。

自称・丸の内にゃんにゃんOLの本田咲良(27)は、ひょんなことからビジネススクールに通うことに。

仕方なくお見合いに臨んだが、相手の医者である祐一を気に入り、結婚しても良いかなと浮かれる咲良。しかし、誕生日を迎える夜に来た電話は、まさかの断りの連絡だった。

授業が始まり、さおり、翔平、賢治(と麻布おじさん)という仲間に出会い、論理的思考を学び始める。

咲良の同期である由利は、長く仕事するために早く結婚したいと考え、結婚相談所に登録するが、先生の話を聞き、理想のタイプの尚之に接近する


「あのさぁ、由利。変なこと言ってもいいかな?」

授業のない週の土曜日。咲良は、由利と広尾の『アンティキ・サポーリ』に来ていた。

前菜の盛り合わせをはじめ、いろんな料理が少しずつ楽しめる咲良のお気に入りのお店だ。

今日は、この後咲良の家に移動して、3回目の授業のあとのレポートを作成することになっていた。

ようやく慣れてきたビジネススクールについて、咲良は由利に本心を明かしたくなっていた。

「あのビジネススクールってさ……。婚活の場として美味しくない?」

「……実は私も同じこと思ってた」

それなりの社会的立場があり、かつ将来を見据えて勉強しにきているクラスメイト。結婚相手として、ある程度のハードルを越えている人ばかりなのである。二人とも同じように感じていたと分かると、話が弾んだ。

「この前の授業中、ついつい自分の婚活市場での価値について考えちゃった」

「私はテキストの端で、自分の強みと弱み分析してみたよ」

「そうそう。私もやってみたんだけど、でも、ピンと来なくて」

咲良は授業で習ったフレームワークに自分を当てはめてみたがイマイチわからなかった。

「あー。ちょっと後で家に行ったらやってみる?」

咲良は嬉しそうに頷く。

「対象を未婚男性全員で考えても曖昧になるから…東京、いや、この際だから、市場をあのクラスにして考えてみようか。良いかもって思っている人いる?」

「……実は、この前ね」

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