婚活は、ビジネススクールで!? Vol.4

「効率重視で結婚・出産を済ませたい!」異例の早さで出世を果たした、イマドキの27歳女の考え方

多くの女性を苦しめる、 “結婚”という二文字。

高望みをしているわけではない、普通の幸せが欲しいだけ。

しかし出会いに溢れているはずの東京で、それはなかなか手に入らないのである。

自称・丸の内にゃんにゃんOLの本田咲良(27)は、ひょんなことからビジネススクールに通うことに。

仕方なくお見合いに臨んだのに、相手の医者である祐一を気に入り、結婚しても良いかなと浮かれる咲良。しかし、誕生日を迎える夜に来た電話は、まさかのお見合いの断りの連絡だった。

授業が始まり、さおり、翔平、賢治(と麻布おじさん)という仲間に出会い、論理的思考を学び始める。

咲良の同期、由利は、長く仕事するために早く結婚したいと考え、結婚相談所に登録する。そんなドライな結婚観を持つ、由利の婚活とは?


丸の内の専門商社で営業として働く由利は、現在婚活中である。

今日、由利はザ・ペニンシュラ東京の『ザ・ロビー』に向かっていた。



由利は3年の大阪支社勤務を終え、この春から本社の課長代理になった。

27歳という異例の早さで出世を遂げたが、結婚相談所に登録してまで結婚しようとしているのは、すべて仕事のためである。

結婚したいし、子供も欲しいし、仕事もしたい。その比率は33︰33:34。全て頑張りたいが、仕事に対する熱量が一番高かった。

しかし元カレにこの本心を語った時は、大喧嘩になってしまった。全てを手に入れたいというのは、驕りだと。彼が何を言っているのか由利にはさっぱり分からなかったが、タイミングよく転勤になって別れることにした。

大阪時代には、大好きになった7つ年上の人に「守ってあげたいと思えない」とフラれ、もう3年彼氏はいない。

そして東京本社へ戻る内示が出ると、すぐに結婚相談所に申し込んだ。30代前半はバリバリ仕事をしたいので、20代のうちに結婚と出産を済ませたいと思っているからである。

しかし早く結婚したいとは言え、自然な出会いは、もう生活範囲で期待できないし、何度かデートしても付き合うまでに至ることが、以前に比べ圧倒的に減った。

そして、たとえ誰かと付き合っても、プロポーズされるまで何年も気を抜けないのは苦痛であった。

恐ろしいことに、結婚できるかどうかは、大抵の場合、男性の判断に委ねられているのだ。小さい頃から常に努力し続け、何でも乗り越えてきたと自負する由利にとって、頑張ってもどうにもならない“結婚”ほど、曖昧かつ高いハードルはない。

そう結論付けた由利は、不確定な要素、出会いとプロポーズという面倒な過程を省くため、結婚相談所で婚活することを選んだ。

沢山資料を取り寄せて自分に合う相談所を探し、最終的に“ハイクラス”を謳う婚活相談所に決めた。

日比谷駅直結のこのホテルのラウンジは、結婚相談所から勧められているお見合いの場所の1つである。由利は効率を考え、家から電車で1本15分のここを、毎回指定している。

―今日の相手こそは、仕事に対する考え方が近いと思うんだけど。

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