神戸嬢戦争 Vol.5

下剋上は不可能?真の神戸嬢として必要な“3K”条件に打ちのめされた女

アラサーの神戸嬢を語るには欠かせないある“時代”が、神戸にはあった。

2000年代初期、今なお語り継がれる関西の「読者モデル全盛期」だ。

それは甲南女子大学・神戸女学院大学・松蔭女子学院のいずれかに在籍する、容姿端麗な神戸嬢たちが作り上げた黄金時代である。

しかし時を経て読モブームは下火となり、“神戸嬢”という言葉も、もはや死語となりつつある。

高校時代から神戸嬢に憧れていた姫路出身の寛子。大学入学後は読者モデルデビュー、さらに人気ブランドでのアルバイトが決まり、理想の神戸嬢ライフを手に入れていた。

そして大学の友人・利恵に誘われた、甲南ラグビー部との食事会で出会った弘孝とデートするが、神戸のネットワークの狭さや、亜由香の妬みに驚きを隠せない。

”神戸嬢”のさらなる高みを目指す寛子だが、そう簡単に進まないのだった。


寛子の人気はうなぎのぼりだった。

入学式スナップを皮切りに菜々子のブランドで働き始めたことで、着実に寛子の名は神戸の中で広まっていたのだ。

お店にも寛子目当てに会いに来る客がつき始め、「神女の寛子ちゃん」から「菜々子のブランドの寛子ちゃん」と呼ばれることが定着。寛子が所属......


この記事へのコメント

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No Name
バレンシアガ何色持ってる?って、聞かれる世界なんですね!

神戸の選ばれた女子は大変…💦
2018/04/04 06:4060返信1件
No Name
たしかに、姫路の外部生が、神戸の内部生と同等な扱いを受けようとするのは、難しいと思うけど、ここまで神戸の人間は意地悪じゃないけどなあ
2018/04/04 05:5746返信1件
No Name
KYOTOの連載といい、下品だなぁという印象しかないけど関西ネガキャン中なのだろうか
2018/04/04 09:1535返信2件
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