東京の中心で、地元愛をさけぶ Vol.5

中庸の幸せを知っている千葉県民は、年収3,000万の男より年収1,200万の商社マンを好む

「東京は所詮、田舎者の集まりだ」

時に揶揄するように言われるこの言葉。

たしかに東京の中心部には、様々な「田舎」や「地元」を持つ者があふれている。

遠く離れた地方出身者はもちろん、東京出身者でさえ「地元」への想いを抱えている。

あなたにとっての、「地元」とは?

これまでに、横浜出身の商社マン・亮太青山出身の新次郎神戸出身の隆之福岡出身の優子を見てきた。今週は?


【今週の地元愛をさけぶ女】

名前: 百合
年齢:28歳
職業:大手薬品メーカー勤務
年収:400万
出身地:千葉県柏市
現在の居住地:千駄木

全てにおいて“中の上”な千葉県民?


白のVネックにふんわりとしたAラインのスカートで現れた百合。綺麗に手入れされている髪からは、ほのかに甘い香りがする。

「一口に千葉と言ってもとても広いのですが。」

そう前置きをしてから、百合は地元・千葉県に対する思いを話し始めた。

「私は柏市出身のため、千葉市はむしろ遠いんです。逆に東京の方が近いので、高校生の時から東京で遊んでいました。柏愛は強いですが、千葉県に対する愛は、他県の方々に比べるとそこまで強くないかもしれません。」

だからと言って東京に執着するでもなく、東京への思いも極めて希薄だという。

「千葉には何でもありますし、東京ほど雑多でもないですし…」

千葉へも東京へも、強い思い入れはない。

百合からはどっちつかずの印象を受けるが、それがまさに千葉県民の特徴を表しているようだ。

「千葉県民は、一発大逆転を狙う!というよりも、地道にコツコツと幸せを築く人が多いですね。」

おっとりとした語り口調に、控えめな雰囲気が見え隠れする百合。現在勤務している会社を選んだ理由も、“安定”しているからだという。

「“絶対に一番になりたい!”みたいな欲はないですね。強いて言うならば、優しい旦那様を見つけて、暖かくて幸せな家庭を築けたらいいかなぁ。」

千葉県民は欲望があっても、突き抜けるほど極端になれない。

まさに“中の上の悲劇”の典型的な例だという、千葉県民の葛藤を教えてもらった。

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