2018.02.02
東京の中心で、地元愛をさけぶ Vol.2社会人デビューはお断り
現在32歳で独身。長年交際している彼女がいると言うものの遊びも抜かりなく、自由奔放で何不自由なく暮らしている新次郎。
そんな彼が好きなタイプの女性とは、一体どんな人なのだろうか。
「我儘な父を見守り続けてきた母の影響もあって、センスがあって美人で、僕のことをそっと見守ってくれるような女性が良いかな。」
わりと一般的な理想像を語る新次郎だったが、さらに話を掘り下げて聞くうちに、東京の中でも特に都心部出身者ならではの本音が飛び出してきた。
「外見は華やかで美人の方が良い、という大前提はさておき...。内面は、ある程度色々な世界を知っていながらも、控えめな子がいいですね。そして嘘がない子、かな。」
一旦静かにコーヒーカップを置いてから、新次郎は話を続ける。
「東京って色んな人が全国から集まって来るじゃないですか。だからそれまでのバックボーンが分からない人も多いし、女性なんて特にどこまで本物かも分からない。」
自分を偽ろうと思えば偽ることもできてしまうのが、東京という街の恐ろしさ。
そんな中で、昔から東京の中心で生きてきた新次郎からすると、そのような“フェイクまみれな女性”は論外である。
学生時代から東京でそれなりに遊んでいると、様々な人間を目の当たりにしているため、経験値も高い。
「“フェイクまみれな女性”は、なんとなく僕のレーダーが察知するんですよ。じっくり話を聞いていると必ず矛盾があったり、なんとなく腑に落ちないことがあるんですよね。その小さな違和感を大事にしてます。」
そう言って、爽やかな笑顔を見せる新次郎。
「あと、僕たちが学生時代にやっていたようなことを、大人になってからやってる男女を見ると、“まだそんなことやってるの?”と思う時もあります。」
新次郎や彼の友人たちの多くが、東京での派手な遊びは若いうちに一通り終え、社会人になったらむしろ落ち着いているという。
「だから女性も、若い時にある程度色んな世界を見ていながらも、自分をしっかり持っている子は魅力的だな、と思います。」
今でも港区には来るが、港区女子のような生活は学生時代の終わりとともに卒業しているような女性が好きなのだと言う。
“港区歴=年齢”の新次郎は、一歩引いて今の港区と港区に集まる人を見ているようだ。
そんな新次郎が普段遊ぶエリアは、実家近くの青山、外苑前、表参道はもちろんのこと、六本木、西麻布など。言うまでもなく、非常に狭いエリアである。
「高校まで暁星だったので、あっち方面にもたまに行きますが、僕の持論としては“移動時間”が人生で最も無駄な時間。だからあまり遠くには行かないですね。」
新次郎なりの哲学があるようだ。
このシリーズ、前回の横浜編といい、思い込みだけでよく調べずに書いている印象だなー。
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