2018.01.17
カマトト狂騒曲 Vol.10キャリアも幸せな結婚も、そして美貌も。
女たちが望むものを全て手にし、したたかに生きる女たちがいる。
“清純”という仮面を被りながら、密かに野心を燃やす女子アナたちだ。
ウブに見えて腹の底は計算高い彼女たちは、未だ根強く生息する“カマトト女”である。
彼女たちはどうやって、全ての望みを叶えていくのだろうか?
「カマトト狂騒曲」一挙に全話おさらい!
第1話:その女の一挙一動、天然なのか、計算なのか...!?清純派女子アナたちの舞台裏
私・田口レミは、26歳。入社4年のアナウンサーである。周囲が言うように、当初私は報道向けの“地味枠”採用だった。それがたまたまプロデューサーの目に留まり、10時からの主婦向けの番組を担当させてもらえることになったのだ。
でも、私は知っている。花凛がいる限り、私は絶対に1番になれない。
彼女は女子アナ界きっての、最強の「カマトトちゃん」なのだ。それが計算なのか天然なのか、私でさえ分からなくなるほど。
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第2話:男に「大好き♡」と平気で言える女には、永遠に敵わない。地味な女子アナが感じた嫉妬
「翔子ちゃんは、将来どんなアナウンサーになりたいの?」
食事会に行く途中のタクシーで翔子に尋ねると、翔子は美しい黒髪を揺らしながら、満面の笑顔で答えた。
「私は、花凛先輩のようになりたいです♡」
―私も一応、あなたの先輩なんだけどね...
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第3話:男の価値は、経済力と将来性。「メジャー級でない男に価値は無し」と判断する女子アナの目論見
私の担当は、朝10時から始まる主婦向けの情報番組だ。
同期とは言え、花凛とこんなにも差が開くとは...会社員にも関わらず、ここまで“見た目がすべて”の世界も珍しいかもしれない。言うならば、美貌がそのまま給料に直結する世界である。
そんなことを考えていると、朝の番組を終えたばかりの花凛が突然スタジオに姿を現した。
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第4話:集合写真は、小顔に見えるよう“二歩”引くのが当たり前。他人は「蹴落とすため」にある女子アナたち
ツヤツヤと艶やかに輝く翔子の肌を見ながら、軽い嫉妬を覚える。私だって、昔は可愛かったはずなのになぁ。
いつからこんなに肌もくすみ、前までなかったはずの目尻のシワが気になり始めたのだろうか。たまにカメラ越しに見る自分にゾッとする時がある。ため息まじりにそんなことを考えていると、花凛がやってきた。
「みんな可愛いんだから、薄化粧でも大丈夫よ。ところで、今度の年末特番の衣装、みんなは何色着るの〜?」
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第5話:引き立て役とされていた女子アナの逆襲。女ウケする“60%美人”が、最後は勝つ法則
「レミ、来週木曜の午後ってスケジュール空いてる?一本、収録お願いできないかな。」
「も、もちろんです!」
突然回ってきた仕事に、私は二つ返事で答える。渡された台本を見てみると、元々花凛がアナウンサーとして起用される予定の番組だった。
「あれ?でもこれ、花凛が担当予定の番組ですよね?」
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第6話:女は、全てが欲しい生き物。“人生の大逆転を狙えるのは結婚のみ”と悟った女子アナ婚活戦争
「今の時代、目の前にある仕事だけこなしていても将来潰しが効かないわよね...」
花凛の手元には、一冊の雑誌がある。その中には、元局アナでフリーになり、最近はグラビアにも挑戦している一人の女子アナが写っていた。
「私たち、いつまで第一線でテレビに出続けられるのかな...」
花凛の一言に、急に不安に襲われる。私たちは、いつまで“女”を武器に戦えるのだろうか。その武器がなくなった時、ちゃんと幸せになれているのだろうか…。
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第7話:写真週刊誌のツーショットを見て驚愕!?“2番手”の女子アナに仕掛けられた、巧妙な罠
「女子アナって残酷な仕事だよねぇ。幸せを更新していくか、過去の栄光にすがって生きるかの2パターンにはっきりと分かれちゃうよね。」
隣で聞いていた花凛からの言葉に、私は激しく頷く。少なくとも今は、仕事があることに感謝しなくては…。そんな風に思っていると、一通のLINEが入った。
—レミちゃん、よければ今度お食事でも行きませんか?
幸一郎からの連絡だった。
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第8話:ミスコン出身者でも、縁故採用でもない私が女子アナになれたのには“裏”があった。地味女を襲った悲劇
アナウンサーを志して応募したのは、毎年夏に、某テレビ局が大学三年生を対象に開催している“アナウンサー塾”だった。(後になってから分かったことだが、これは夏季講習という名の“青田買い”である。)
そんなことは露知らず、私は現役のアナウンサーの方に話が聞け、かつテレビ局にも実際に足を運べるこの企画に飛びついた。
実際に数日間でアナウンスの基礎を習ったり、参加していた他の子と仲良くなれたりと中々有意義なものだったが、私はある一人の女の子に目が釘付けになった。それが、花凛だった。
第8話の続きはこちら
第9話:美貌で勝てない女は、“キャリア”で逆転可能なのか?フリー転向に悩む女子アナの葛藤
花凛は、彼氏を奪われた可哀想な女子アナ。私は、同期の男を奪った最低な女子アナ。
人の噂も七十五日、なんて言うけれど、噂は収束する兆しが見えない。
当の本人である花凛は「レミちゃんは、大好きな同期なので」なんて言い出す始末で、私への風当たりは強くなる一方だった。
「もう、辞めちゃおうかな・・」
第9話の続きはこちら
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