カマトト狂騒曲 Vol.2

男に「大好き♡」と平気で言える女には、永遠に敵わない。地味な女子アナが感じた嫉妬

キャリアも幸せな結婚も、そして美貌も。

女が望む全てのものを手にし、したたかに生きる女たちがいる。

それは、東京の恋愛市場においてトップクラスに君臨する女子アナたちだ。

清純という仮面をかぶりながら、密かに野心を燃やす彼女たちは、現代における最強の“カマトト女”。

これは某キー局のアナウンス室で繰り広げられる、“カマトト狂騒曲”である。

局の絶対的エース橘花凛と同期でありながら、地味枠採用の田口レミ。時期エース候補の木崎翔子と花凛が参加する食事会に居合わせるが…!?


木崎翔子の人気が、飛ぶ鳥を落とす勢いで急上昇している。

年末の特番も、プロデューサー陣からのラブコールが多かったのが、花凛の次に翔子だった。

花凛の他を圧倒する人気には敵わない。しかし翔子は?

若い翔子は、これから成長する。若さは時に脅威となり、年齢を重ねたベテラン達を蹴散らして上に登っていく。

「翔子ちゃんは、将来どんなアナウンサーになりたいの?」

食事会に行く途中のタクシーで翔子に尋ねると、翔子は美しい黒髪を揺らしながら、満面の笑顔で答えた。

「私は、花凛先輩のようになりたいです♡」

―私も一応、あなたの先輩なんだけどね...

そう思いながら、「花凛は可愛いものね」と曖昧な返事をする。この子に次期エースの座は、渡したくない。年功序列でいくと、私の方が先にトップにいくはずだ。

「翔子ちゃん、今彼氏はいるの?」

「今はいないので、絶賛募集中です♡それにしても、実は先月も同じお店で食事会だったんですよねぇ~〜。」

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