カマトト狂騒曲 Vol.5

引き立て役とされていた女子アナの逆襲。女ウケする“60%美人”が、最後は勝つ法則

キャリアも幸せな結婚も、そして美貌も。

女が望む全てのものを手にし、したたかに生きる女たちがいる。

それは、東京の恋愛市場においてトップクラスに君臨する女子アナたちだ。

清純という仮面をかぶりながら、密かに野心を燃やす彼女たち。それは計算なのか、天然なのか。

そして彼女たちはどうやって、全てのモノを手にしようとするのだろう…?

局の絶対的エース橘花凛と同期でありながら、地味枠採用の田口レミ後輩のカマトト女・木崎翔子花凛の笑顔で蹴落としあう対決を目の当たりにするが...


「レミ、来週木曜の午後ってスケジュール空いてる?一本、収録お願いできないかな。」

「も、もちろんです!」

突然回ってきた仕事に、私は二つ返事で答える。渡された台本を見てみると、元々花凛がアナウンサーとして起用される予定の番組だった。

「あれ?でもこれ、花凛が担当予定の番組ですよね?」

どうせ、売れっ子花凛のスケジュールが合わず、空いている私のところに回ってきたに違いない。

仕事が増えるのは嬉しいけれど、しょせんは花凛の代わりだと思うとテンションが下がる。すると、プロデューサーから予想外の一言が飛び出した。

「出演予定のタレントサイドから、花凛はNGって言われてさ...。自分が“引き立つ”ような女子アナ希望って言われて、お前に白羽の矢が立ったわけよ。」

その言葉に、私は渡された台本を手に微妙な顔をして立ち尽くした。

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