結婚に必要なのは、お金or愛?
それは、女にとって永遠のテーマである。
“最後は愛が勝つ”と信じたくてもそれは理想論だということに、女たちは徐々に気づいていくのだ。
しかし「お金より愛が勝つ」と言い切る、ある女がいた。
その名は、愛子。
金に目がない女だらけの東京において、愛子は信念を貫き、幸せな結婚生活を勝ちとれるのか?
広告代理店で働く29歳の愛子は、婚約者の知樹と幸せな毎日を過ごしていた。プロジェクトが中止となりショックを受けていた愛子の元に、御曹司・翔太から転職の話を持ちかけられるも、断ることを決意する。
一方、同時期に医者との結婚を決めた親友の明日香は、結婚式で愛子との絶対的な差を見せつけることを心に誓っていた。
玄関の鍵がガチャリと音を立てたのに気がついて、ソファで寝落ちしていた明日香はハッと飛び起きた。公平がようやく仕事から帰ってきたのだ。
「公平さん!おかえりなさい!あのね、聞いて聞いて、ウェディングドレスなんだけどね…」
明日香がウェディング雑誌を投げ出して駆け寄ると、公平......
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この記事へのコメント
勝手に比較対象にされて、妬まれて足を引っ張られてしまう愛子がかわいそう。
人の憎悪の大半はやはり妬みなんだなと感じる。