東京シンデレラ Vol.11

普通の女が抱え続けた葛藤。“その他大勢”から抜け出せずに20代を終えた女の末路

私たちは、東京にいる限り夢を見ている。

貧しい少女にガラスの靴を差し出す王子様が現れたように、いつかは幸せになれると。

だが必ず、自分が何者でもないと気づかされる時が来る。

神戸から上京し、港区女子へと変貌を遂げる真理亜と、その生き様を見つめる彩乃。

彼女たちが描く理想像は、現実なのか、それとも幻なのか...

真理亜に嫉妬しながらも、東京でもがきながら生きる彩乃。真理亜の帰国に気を揉みつつ、 20代をタクシー代で稼いでいた女の末路を見て安堵する彩乃だった。


相手が無欲なほどに、欲望だらけの自分が虚しく空虚に思える。

そうして思い知らされるのが、絶対的な敗北感だ。

私にとって、真理亜はそんな存在だった。

身の丈に合った自分の道を、自分の足でしっかり歩む。

そんな真理亜の生き方が羨ましくて、そして常に満たされずにいる......


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