東京シンデレラ Vol.11

普通の女が抱え続けた葛藤。“その他大勢”から抜け出せずに20代を終えた女の末路

私たちは、東京にいる限り夢を見ている。

貧しい少女にガラスの靴を差し出す王子様が現れたように、いつかは幸せになれると。

だが必ず、自分が何者でもないと気づかされる時が来る。

神戸から上京し、港区女子へと変貌を遂げる真理亜と、その生き様を見つめる彩乃。

彼女たちが描く理想像は、現実なのか、それとも幻なのか...

真理亜に嫉妬しながらも、東京でもがきながら生きる彩乃。真理亜の帰国に気を揉みつつ、 20代をタクシー代で稼いでいた女の末路を見て安堵する彩乃だった。


相手が無欲なほどに、欲望だらけの自分が虚しく空虚に思える。

そうして思い知らされるのが、絶対的な敗北感だ。

私にとって、真理亜はそんな存在だった。

身の丈に合った自分の道を、自分の足でしっかり歩む。

そんな真理亜の生き方が羨ましくて、そして常に満たされずにいる......


この記事へのコメント

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No Name
なんかいきなり大風呂敷畳んだ?!
2017/12/19 05:5199+
No Name
平凡な女性ってこんなに泣くほど苦しい思いをするの?可哀想だけど、実際に生活は困ってないんだし、中学生くらいの精神年齢に見える。
2017/12/19 05:3286返信5件
No Name
年内婚約とか、他の小説の主人公もこうやって現実路線で終わって欲しい。
努力しない凡庸な人間はシンデレラにはなれない。明日のハイスペさんはシンデレラかな?
2017/12/19 06:3745返信7件
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