マウンティングの虚像 Vol.11

彼氏と新たな男。2人からの求愛を受け入れるのが私らしさ?女の浅はかな勘違い

―マウンティングとは霊長類に見られる、社会的序列の確認と自己顕示のための行為。

東京の女たちは今日も霊長類のごとく、笑顔の裏でマウンティングを繰り広げている。

だが、一部の女は気づき始めた。 マウンティングは、虚像でしかないことを。

果たして、その世界から抜け出した先には、どんな世界が広がっているのだろうか。

東京でそれぞれの価値観で生きる、大手出版社に勤める麻耶(26歳)、港区女子・カリナ(27歳)、マウンティングとは無縁な女・玲奈(26歳)の3人。

恋愛や結婚適齢期の女友達との付き合いなどで、色々と悩み多き日々を送る麻耶であったが…。


1人の男に決められない、迷走する女心


知れば知るほど、イノッチというのは不思議な魅力を持つ男だった。

まず、これでもかというほど麻耶にとって心地の良い、耳触りの良い言葉を常に呟いてくれる。直接会うにしても、LINEのやり取りでも、彼と会話をしていると麻耶は浮き立つ心を抑えきれないほどだ。

仕事の愚痴を漏らそうが、常に穏やかにニコニコと聞いてくれ、潤にはない大人の余裕を感じる。

それに、今東京でも指折りのレストランにばかり連れて行ってくれるのも、26歳の麻耶にとっては新鮮で仕方がない。

潤もそうレストラン情報に疎いわけではないのだが、イノッチと比べるとやはり、その質は劣って見えてしまう。

かといって、誠実で結婚向きの彼への評価が全くゼロなわけもなく、麻耶はほとほと困り果てて、ズルズルと2人の男と関係を続けていた。

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