2017.05.09
フリーランス女の収支 Vol.1外資系コンサルティングファーム秘書:年収800万(26歳~28歳)
再び転職活動を開始した理香子さんが手に入れた職は、外資系コンサルティングファームの秘書だった。
「ここでは秘書業務に限らず、資料の翻訳やクライアントワークまで手伝うように。今振り返っても、試練の連続でしたね。」
当初は秘書として入社したが、“年収に見合った仕事をして欲しい”と言われ、任される仕事も増えた。このクライアントワークで仕事の壁にぶつかる。
ボーナス含めた年俸制で、年収は800万。月の手取りは約60万。
しかし激務が重なり、メニエール病を患い退職。そして結婚を機に、専業主婦となった。
Webショップオーナー:年収960万(30歳~現在)
結婚を機に退職し、暫くは悠々自適な主婦生活を楽しんでいた理香子さん。
「暇なときに限って、何故か取りたくなる資格。まさに典型的な“暇な主婦”の枠にはまり、当時は資格マニアになっていましたね。」
可笑しそうに微笑む理香子さんだが、野菜ソムリエに始まり温泉ソムリエ、ハーブ検定、酵素ジュースアドバイザーにヨガインストラクターなど、とにかく資格取得に熱を注いだ。
しかしある日、表参道の交差点に大きく貼り出された、とある資格検定のポスター内で微笑む、某人気モデルと目が合った(気がした)。
それを見て、ふと我に返ったそうだ。
「“私、何をやってるんだろう...”と思ったんです。こんな資格ばかり取っていても、社会の何の役にも立っていないと。」
そこから一念発起し、当時気に入って海外から個人的に取り寄せていたヨガウェアのネット販売を始めることにする。
「そのブランドに直にメールを送り、交渉し、日本での販売権を得ました。個人輸入ですが、売り上げは販売直後から上々で。」
元々親交があった有名なインフルエンサーを起用したPRと、丁寧な対応が功を奏し、50万の仕入れで150万の利益を上げる月も出始めた。
現在の粗利は、月平均80万。
ちなみに最初の資金は、旦那様が出してくれたそうだ。(そして今も、まだ旦那様には返していない。)
雑誌編集:年収480万(31歳~現在)
Webショップの売上が順調な一方で、輸入し、販売するという単調な仕事に少し飽き始めた理香子さん。
「ECをやっている人は、皆言います。段々、自分にしかできない仕事をしたくなるんですよね。」
そんな時に、たまたま知人から声を掛けられたのが雑誌編集の仕事だった。
最初はライターとして入ったが、元々ファッションが好きで、文章力にも長けていた理香子さんは才能を発揮し、瞬く間にその実力を認められ、編集者になった。
「自分で作り出す仕事ですし、お金ではなくやりがいを感じられる。今までの仕事も好きですが、自分が輝ける場所はここにあり、という感じでしょうか。」
現在Webショップの方は人に任せ、編集の方の仕事を更に増やすかどうかも検討中だという。
「意外かもしれませんが、年収1,300万を稼ぐのは簡単なことですよ。」
自分のやりたい仕事をし、自分の好きなように生きている理香子さんは、非常に美しく、凛としていた。
▶NEXT:5月16日 火曜更新予定
金なし、家なし、予定なし?無一文から手に入れたカリスマ料理研究家の座
【フリーランス女の収支】の記事一覧
2017.06.20
Vol.7
キラキラ講師は何処へやら。レッスンを開催するほど赤字になる、見栄が命のサロネーゼ
2017.06.13
Vol.6
1レッスン、たったの4,000円。インスタの人気度でギャラの差が出るヨガ講師の明暗
2017.06.06
Vol.5
「サロネーゼなんかと一緒にしないで!」女性経営者の譲れぬプライド
2017.05.30
Vol.4
彼女が女子アナという冠を捨て、1,800万を稼ぐ女社長になった理由
2017.05.23
Vol.3
1投稿15万円。1枚の写真で家賃代を稼ぐ、インスタグラマーの年収
2017.05.16
Vol.2
フリーランス女の収支:元美容部員が掴んだ、貯蓄ゼロから“人気料理家”への道
おすすめ記事
2015.07.04
あぁ、素晴らしき結婚生活
某企業執行役員×広報IRマネージャー夫婦の華麗なるレストラン事情
- PR
2023.03.24
挑戦を続けるローランドがワイン片手に語った「新たな一面の見つけ方」とは?
2016.05.01
学歴カレンダー
学歴カレンダー:42歳、遊び尽くした「元」慶應ボーイ。訳あり物件の婚活事情とは
2015.09.05
あぁ、素晴らしき結婚生活
大人の色香が漂う、おフェロ夫婦の結婚生活とは?
2023.01.15
New Yorkに憧れて
飲み会帰りに女を家に泊めた男。手を出さなかったことがきっかけで…
- PR
2023.03.29
ストレス社会を生き抜くには「Yakult(ヤクルト)1000」が欠かせない。高みをめざす大人の背中を押す“かしこい”新習慣
- PR
2023.03.24
「終電までならいいよ」と言われ、男が2軒目に連れて行った意外な場所とは
2016.05.27
タクシー代の秘密
タクシー代の秘密:2012年、ゆとり世代が「先生」と慕った、タクシー代以外もくれる男とは?
2023.01.04
8rules~エリカのマイルール~
彼と一晩過ごしたあと、急に連絡が途絶え…。2週間後に男から送られてきた衝撃のLINEとは
2023.03.04
交換生活
29歳女が、恵比寿でマッチングアプリの初デート!2軒目で連れていかれた意外な場所とは
東京カレンダーショッピング
ロングヒット記事
2023.02.27
東京タワマン族
「下心はないから」と言われ、デート2回目で彼の部屋へ。しかしたった1時間で帰宅した、まさかの理由
2023.03.08
未解決恋愛事件
プロポーズの直前に、いきなり音信不通になった彼女。5年後、まさかの再会を果たした結果…
2023.03.17
スモールワールド~上流階級の社会~
親友の結婚式。入場してきた新郎を見て、女友達が思ってしまったありえないコトとは
2023.03.04
男と女の答えあわせ【Q】
「デートで高級店でもおごってくれる彼。私に気があるかと思っていたら…」男がフェードアウトした理由
2023.03.03
もう片隅で、凍えないよう
「なにこれ?」同棲初日。彼の段ボールを誤って開封したら、まさかのモノが入っていて…
2023.03.02
ゴールは結婚だけですか?
「ここって…」初めてのお泊まりデートで、女が年下男に連れていかれた意外な場所
2023.03.14
ナシ子先輩の幸福な人生
婚約破棄して別れた元カレを、インスタで発見。1年ぶりに見る彼の姿に、女が驚愕したワケ
2023.03.01
【ご報告】
【ご報告】:同期入社の男女が過ごした一度きりの熱い夜。いまだ友人同士ふたりが数年後に再び…
2023.03.19
男と女の答えあわせ【A】
美人だけどなぜかモテない女。男性から“イタイ女”認定されてしまうNG言動とは
2023.03.22
ソラノシタ〜成田空港物語〜
大切な人に会おうと帰国した、NY在住の女。成田到着直後、1通のLINEで泣き崩れ…
この記事へのコメント