高垣麗子の美チャージディナー Vol.48

オシャレカフェの中途半端パスタに喝!名物喫茶店の王道ナポリタン3選

高垣 麗子
curated by
高垣 麗子

美しい人は美味しいものでできている。自他共に認めるグルマンモデル、高垣麗子さんのご贔屓を紹介するこの連載。今回は、高垣さんがこよなく愛する昭和な食べ物、ナポリタンをご紹介。

学生から文豪まで、時代を超えて愛される創業62年の名物喫茶
『さぼうる』

神保町

「お仕事の合間に一人でふらっと入るなら、オシャレなカフェより昭和な喫茶店。タイムスリップしたようなお店の落ち着いた雰囲気も、サービスの絶妙な距離感も心地いい」

「お気に入りの店はいろいろあるけれど、仕事で通うことの多い神保町にある『さぼうる』は昔からの行きつけ。中でもお気に入りなのが、ここのナポリタン! とにかく量がたっぷりなので、たくさん食べる私にとっては大満足です」

高垣さんオススメのナポリタン(¥650)は、写真の通りの山盛りが標準の量。お客様に喜んで頂きたいと、量がどんどん増えていって現状の形になったのだとか。

神保町の喫茶店の代名詞といってもいいほど、有名な『さぼうる』。この店の魅力は異空間な佇まいと、創業当時から貫く“安い・美味い・早い”という学生街ならではのサービス。朝から終日店に立つマスターの鈴木さんに会いに来る常連に加え、今では地方や海外からの客足も多く行列必至。

また、今では希少な氷屋さんの氷を使ったいちごジュース(¥500)も、この店の名物。氷は、氷屋さんから定期的にブロックで納品され、その氷とたっぷりのイチゴをミキサーでMIX。シャキシャキとした氷の食感が残りながらも、イチゴの甘みと酸味もしっかりと感じられる贅沢なジュースに仕上げている。

撮影に立ち会ってくれた、マスターの鈴木さんは御年84歳。話好きのマスターは、この店の成り立ちや、神保町の変遷を嬉しそうに教えてくれた。帰りには「これ、みんなで食べなさい」とコーヒー飴のお土産まで持たせてくれたりして。このもてなしの心が、名店たる所以なのかもしれない。

【高垣麗子の美チャージディナー】の記事一覧

もどる
すすむ

おすすめ記事

もどる
すすむ

東京カレンダーショッピング

もどる
すすむ

ロングヒット記事

もどる
すすむ
Appstore logo Googleplay logo