由香の秘密 Vol.8

「オトナ女子」を演じるのは、もう嫌だ。アラサー女を襲った、残酷な年齢の壁

私の人生は、ドラマなしには語れない。

常にドラマチックな人生を送り、周囲をゴシップで沸かせてきた由香

32歳バツイチにも関わらず、童顔の可愛い顔と自由奔放な振る舞いで、「モテ女」や「悪女」の異名を欲しいままにしている。

港区の男たちを手玉に取るのも、朝飯前。

「SATCみたいに、都会のお洒落や仕事を楽しみたい。素敵なメンズと、劇的に恋に落ちたい」

そんな戯言を口にする由香の秘密は、常にドラマの中にある。


一般的な価値観として、「女の全盛期」という期間は、年々長くなっている気がする。

「アラサー」という30歳前後の年齢は、もはや若いと言われることすらあるし、40代、50代でも嘘みたいに綺麗な女は、いくらでもいる。

「美魔女」なんて言葉も、すっかり定着したのではないだろうか。

実際私も32歳だが、精神的にも肉体的にも、加齢による悩みや弊害は特に生じていなかった。

アンチエイジングの美容法は世の中に蔓延しているし、本人さえ気を遣っていれば、それなりの若さを保つことは、そう難しくはない。

むしろ世間は、単なる「肉体的な若さ」よりも、「努力によって得た若さ」に敬意を払う傾向になっていると思う。

30代、40代で、どれだけ可愛くいられるか。どれだけ美しく年齢を重ねられるか。

女としての価値は、年を重ねるごとに深みを帯び、成熟していく。そして、意識するのとしないのでは、人によって大きく差がついてしまうのだ。

私には、悪くはない外見と、それなりの教養、年相応のセンスがある。(おまけにちょっとした財産もある)だから、歳をとっても、全然恥ずかしくはない。

そんな風に、自分を過大評価していた。

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