マリエ・ストーリーズ Vol.2

二度と会うこともない女の嫉妬。元同僚は、マリエ・ストーリーズのクリックの餌食に

2017年の東京。

その中で、ますます存在感を増すインスタグラム。

煌びやかな女性の愛用者が多いが、1分程度の動画を投稿でき、24時間で消えてしまう「ストーリーズ」の投稿が賑わい始めてきた。

その投稿側と閲覧側、様々な立場の人間の心理に迫ることで、見えてくるものがある。

2017年の東京人たちは「ストーリーズ」を通して、何を感じているのだろうか?

初回は、一方的な恋心を抱き続け、ストーリーズでマリエを追いかける慎吾に迫った。今週はマリエの同僚だった美穂が登場する。


気にならぬと言えば嘘になる


「また今日もマリエは買い物三昧...どうせ、誰かに買ってもらっているんでしょう?」

マリエのインスタ・ストーリーズを見て大きく溜息をつく美穂。彼女は元々丸の内の貿易会社勤務で、マリエの同期だった。現在、全く交流はない。しかし新卒時代はよく一緒に遊んでいた仲だったと言う。

「マリエが会社を辞めてから一度も会っておらず、連絡も取っておりません。最初から住む次元が違ったと言いますか...マリエの行動に“私が”愛想を尽かしました。」

そう言いながら儚げな笑みを浮かべる美穂だが、可愛らしい顔立ちはしているものの華やかさに欠け、何かが惜しい。

「男性から誘われる機会が最近増えたので、食事を中心にアップしています。マリエよりも、私の方が高級レストランの投稿数が多いんですよ。」

“マリエはただの、昔の同期の一人”、と言う美穂。しかし、マリエの言動が気になって仕方ないことが痛切に伝わってくる。

実際にはInstagramを開く度に、マリエのインスタ・ストーリーズがアップされる度にすかさずチェックしているようだ。

「車の助手席に乗るストーリーズがアップされていたのですが...男性が運転していることが分かるよう、わざと男性の手と、ハンドルの“ポルシェ”マークを写し込んでアップしていた。そこに、マリエの小賢しさが垣間見れませんか?」

高級車で迎えに来る男の存在を誇示するために、インスタ・ストーリーズを使ったと美穂は言う。

「男性の手と、ポルシェマークを写すその計算高さ。それがマリエなんです。」

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