2016.11.21
SPECIAL TALK Vol.26当たり前のように起業ができる社会へ
加藤:もうひとつは、今年6月に始めた教育事業です。
金丸:それは農業に関する教育ですか?
加藤:農業ビジネスを通じた起業家の教育です。自分で課題解決ができる力を身につけてほしいなと思いまして、菊川市の委託を受けて「菊川ジュニアビレッジ」を立ち上げました。小学6年生から中学生を対象に、ハーブやゴマの栽培や加工、販売などの農業ビジネスを通じて、自分で課題を見つけて解決してもらおうという取組みをしています。地元の子どもたちだけでなく、東京や名古屋からも参加してくれているのですが、やっぱり子どもの成長って、ものすごく早いですね。面白いし、やりがいを感じています。
金丸:起業家として若い人にアドバイスをするとしたら、何を伝えたいですか?
加藤:自分の中に〝オタクな領域〞を持て、ということですね。私の場合、それが数学でした。大好きな数学があったから、ここまで突き進んでこられたように思います。
金丸:よくわかります。私も〝好きで得意なこと〞を仕事にするのが一番だと思っています。
加藤:あとは、流れに逆らわないこと。理想の人生や生き方があっても、世の中そう思うようにはいきません。特に女性は結婚や出産といったライフステージが変わるときに、キャリア選択を迫られることが多い。ある程度、その時々の流れに身を任せることも大切です。
金丸:起業というのは、覚悟は必要ですが、起業自体はそれほど難しいことではありません。香港では資本金が1香港ドルあれば、起業できる。ひとりの経営者が複数の会社を所有していますし、子どもが大学を卒業するときに、記念に会社をプレゼントしたりしています。「とりあえず会社は作っておいたから、何をするかは自分で考えろ」と。
加藤:なるほど。そういった環境を与えることで、子どもたちの意識は大きく変わっていくでしょうね。私の娘にもやってみようかな。
金丸:子どもたちにとって、早いうちから事業イメージを考える機会があるのはいいことだと思います。事業内容や定款は、あとでいくらでも変更できますから。
加藤:日本の起業家の90%以上は、事業規模に関係なく、親が自営業だったり農家だったりという人たちなんです。やっぱり身近にいないと、起業家を目指そうとはなかなか思わないんでしょうね。
金丸:だから教育は大事ですよね。これと決めたら迷わずにキャリアを切り拓いてこられた加藤社長だからこそ、次の世代にその思いを伝えていってほしいです。
加藤:ありがとうございます。私は日本が抱える「雇用」「健康」「教育」の問題を一気に解決できる唯一の産業は、農業だと考えています。まだまだやりたいこと、やれることはたくさんあります。今後も楽しみながら、やっていきたいと思います。
金丸:今日は多岐に渡って興味深いお話をしていただきました。農業改革だけでなく、女性が活躍する社会の実現に向けて、加藤社長のますますのご活躍を期待しています。本当にありがとうございました。
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