編集長オーツキの 磨け、バカ舌! 学べ、オトナの遊び Vol.57

編集長特権の極み!ヴェルサイユ宮殿へ豪華ディナーに行ってきた

元々は「狩猟の館」として建築され、ルイ14世がヴェルサイユに宮廷と政府機能を移したことによりフランス絶対王政の象徴となったヴェルサイユ宮殿。

「そこでディナーはいかがですか?」と、ドン ペリニヨンの広報に誘われしばし混乱。日本だったら皇居内、イギリスならバッキンガム宮殿でお食事をする、ということですよね?

かの名作「ベルサイユのばら」くらいしか知識のないワタクシ。俄知識を詰め込み、いざヴェルサイユへ行ってまいりました。夜のヴェルサイユ宮殿、通常は外から眺めるだけ。ですが、今回特別に中へも。鑑の間、ルイ15世の寝室などを「フムフム」といかにも知った風に眺めながら、今回のディナー会場へ。

鑑の間も夜だとまったくの別の雰囲気が。奥にはアーティストによるインスタレーションも

その名も『ore(オーレ)』。宮殿入り口部(門から向かって左)に突如出来たレストランは、アラン・デュカス氏がプロデュースしたもの。エッフェル塔内部にこしらえたレストランも凄いが、こちらはその上を行くスケール。

宮殿の守衛室(使用人の控え室?)だったスペースを改築し、一歩中に入るとそこは、ヴェルサイユ宮殿内部にいることを忘れさせる、今日的スタイリッシュさ。ならではのバロック様式はほぼ排され、シンプルながらも洗練された室内で妙に落ちつくつくり。

ヴェルサイユ宮殿の入り口部にあった守衛室をフルリノベーション。一歩中に入るとアラン・デュカス肝いりレストラン『ore』が

そもそも、このディナーの招待はドン ペリニヨンから。フランスの歴史的至高の場所と、フランスを代表する料理でドン ペリニヨンを愉しむという、とんでもない趣向なのである。それも、最高品である「ドン ペリニヨンP2」で、すべての料理をペアリングするというから度肝を抜く。

いざ席に着くと、1700年代の宮中の執事に扮したウエイターたちがあらわれ、号令とともに各ゲストに一斉に皿を給仕。執事のリーダー(?)が、杖で床を叩くのが合図なのだが、あまりにも響く音でその度にビビってしまう。

フランス宮中を偲ぶ、給仕さんのクラシカルなスタイル。一方で『ore』にはスタイリッシュなバースペースも完備。

もちろん料理も素晴らしかった。なかでも柑橘フルーツの酸味を生かしながら、昆布で出汁をとったスープは白眉の出来。お皿に合わせて温度を15-18℃で供する、P2がそれに寄り添い見事なハーモニーとなる。デュカスさんしっかり計算してますね。このスープだけでも来た甲斐はあります。

こちらが昆布出汁を使ったスープ。柑橘フルーツの酸味が、ドン ペリニヨンP2とベストマッチ。

つづいては鯛とキャビア、ブレス風肉と冷製蒸しトリュフ、ヴェルサイユの庭で取れた野菜にローストしたフォアグラ、オマール海老にポルチーニ、などなど、豪華な食材を使用した料理が続々と供された。すでに私のお腹はポンポコリン状態。

食べるのがもったいない、盛りつけも美しくもあり、大胆に。カシワの葉の中は、香りが充満したフォアグラが。

で、供されたお皿がまた素晴らしい。ヴェルサイユ宮殿に合わせて誂えたというそのお皿の絵付けは、金盛りを施したアンティーク調のもので統一。日本でも九谷焼などのシンプルな絵付けが流行しているが、このシンプルな絵付けは今後、日本でも流行りそう。


お腹が満たされ、ほろ酔いになってくると油断してしまうが、ここはヴェルサイユ宮殿内。最後の最後まで緊張しながらも席を立たず(マナー)に、4時間におよぶディナーは終了。イタリア人のゲストは自由に席を立って、外でスパスパしていましたが…。

外を出て振り返るとヴェルサイユ宮殿が煌煌とライトアップ。このとんでもない体験、その余韻に浸るべく日本に帰って、マリー・アントワネット展に行ったことは言うまでもない。

実はランチタイムはすでに一般入場が可能とのこと。パリに行く際には、予約をぜひ。

アラン・デュカスさんとパチリ。一生の思い出となるディナー、ありがとうございました。


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