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軽井沢の冬 Vol.9

軽井沢の冬:逃げるは恥?田舎出身の真面目ママ、お受験戦争で港区女子に完敗。

仕事でも恋愛でも、常に勝ち負けを意識し戦闘態勢を崩せない東京人たち。

人生の冬を迎え、心が渇いてしまったら、東京から1時間のオアシス・軽井沢で己を見つめ直すと良いかもしれない。

軽井沢で、東京人たちを出迎えもてなしてくれる女性がいる。美希、35歳。

これまで様々な東京人が美希の元で心の平穏を取り戻したが、今度は美希自身にも、夫・誠司の浮気が発覚

絶望する美希の前に、美希の元カレで、軽井沢に別荘を買った雄一が現れるも、別々の人生を歩む2人はすれ違うのだった。


逃げていたら、何か変わった?


「美希ちゃん、よく来てくださったわね。誠司さんも、お元気そうで何よりだわ。」

三笠通りの邸宅でフラワーアレンジメントサロンを主宰しているマダム小暮が、頭についた仰々しい羽を揺らして、誠司と美希を迎えた。

「マダム!ご無沙汰しております。」

マダム小暮のことを、軽井沢......


この記事へのコメント

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No Name
長野高校で、死に物狂いで勉強して慶応ってのはないかなー。公立なめすぎね。
2017/10/11 20:282

軽井沢の冬

仕事でも恋愛でも、常に勝ち負けを意識し戦闘態勢を崩せない東京人たち。

人生の冬を迎え、東京砂漠で心が乾いてしまったら、東京から1時間のオアシス・軽井沢に癒しを求め、己を見つめ直すと良いかもしれない。

軽井沢で、傷心の東京人たちを適切な回復スポットへ案内してくれる軽井沢レディ・美希、35歳。

様々な理由で彼女のもとを訪れる東京人たちを、温かいスープを給するように癒す存在。

彼女が見てきた東京人たちと、軽井沢で共に過ごす様子を描いていく。

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