速水もこみちの夜BAR、夜メシ、夜レシピ Vol.18

速水もこみちの行きつけはココ!恵比寿の昔ながらの名店をナビゲート!

curated by
速水 もこみち

あさりのいいダシ出てます!

ご家族経営ならではの縁が僕との縁も繋いでくれた『吉住』

子供の頃から恵比寿に慣れ親しんできた速水さん。大人への階段も踏んだのもまた恵比寿だった。

その舞台とは、創業38年の懐石『吉住』。

旨みたっぷりのあさり鍋は創業以来の看板メニュー。コースで¥8,000から

「ドラマ『東京タワー』で共演した倍賞美津子さんに初めて連れてきていただいたのですが、当時まだ20代前半だった僕にとって、懐石の和食店は大人の世界の入り口でした。でも勝手知ったる恵比寿南辺りとあって、店構えも確かに記憶にあり、不思議な縁を感じましたね。子供の頃から存在を知っていた店に、大人になって初めて足を踏み入れられたことが感慨深かったです」(速水さん)

速水さんが『吉住』を贔屓にするわけには、もうひとつ縁にまつわるエピソードが。

「いろいろ食べますが、最終的に行き着くのはやっぱり和食」と速水さん。そんな速水さんを息子のように思う女将さんの待つ『吉住』は、まさにおふくろの味

「店を切り盛りするのは、元タカラジェンヌの女将さん。そして包丁を握るのは、10年前に他界した先代の後を継いだ息子さんなのですが、彼が、先代から受け継いで、研いで研いで、もうペティナイフみたいに小さくなった包丁を使っていることに、ご家族経営ならではの魂のつながりを感じました。腕前だけでなく、道具ひとつにも込められた気持ちが、味わいを生むのだなと思って。そして、ここは季節によって料理の内容が変わりますから、来る度に和食の素晴らしさに触れる新しい発見もありますね」(速水さん)

 料理はもちろん、作る人の人柄を重視する速水さんらしい店選びだ。

この時期のコースの焼き物は、木の芽を散らした「秋鮭の木の芽焼き」

レタスの千切りにA5サーロインのしゃぶしゃぶをかぶせ、ゴマだれをかけた人気の肉サラダ¥4,000は、速水さんも毎回オーダー

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