ヴィンテージバッグ Sandast Vol.4

ヴィンテージバッグ Sandast:心の傷もいい味に?ヴィンテージレザーが似合うのは、大人の男の証し


神は細部に宿る。いい男たるもの、ファッションの細部に気を遣う。

どんな鞄を持つかで、男の品格が問われる。没個性的なバッグを持つ男は、没個性的な男だと思われてしまう。

食事会で女性陣からの男性バッグの品評を受け、インターネット企業役員である32歳の大輔は、他人が持たざるブランドのバッグに興味を抱くようになった。

そんな中でFacebookで見つけた『Sandast』のような上質なヴィンテージバッグは、2016年の今、狙い目かもしれない。

アパレル商社を経営する聡の話でますますブランドのバッグに興味を持った大輔は、ついに『Sandast』のバッグを買い、亜希子をデートに誘うことに成功したが…?


大輔がレストランに着くと、そこには驚きの光景が…!?


その週の金曜日。亜希子に褒められたSandastを持って、松濤の『シンシア』に向かった。この店は今年できたばかりで、住宅街の中にひっそりと佇むフレンチレストランだ。


さすがは聡、デキる男だな。能天気にそんなことを考えながら店に着くと、大輔の姿を捉えた聡が手を上げた。

すると、そこには驚きの光景があった。

聡の横には微笑む亜希子の姿が、そして亜希子の前にはセリーヌ女・玲奈の姿があったからだ。

「えっ…。」

言葉を失った大輔が目を白黒させていると、聡は少し照れながら説明した。

「実は亜希子と付き合うことになったんだ。報告しようと思ってさ。」

大輔は真っ白になった頭を必死に働かせた。

亜希子の返信が鈍っていたのは、聡と付き合うことになったからだろう。そして、セリーヌ女・玲奈がいるのは、聡に好みのタイプを聞かれたときに「玲奈」と言ったからだ。

今日は、聡と亜希子の交際お披露目会だったんだ…。それだけでは悪いと気を遣って、玲奈を呼んだのだろう。

「何だよ!そういうことか!驚かすなよ!」

大輔は必死に取り繕った。1回目のデートが成功して浮かれていた自分を思い出し、恥ずかしくなった。

【ヴィンテージバッグ Sandast】の記事一覧

もどる
すすむ

おすすめ記事

もどる
すすむ

東京カレンダーショッピング

もどる
すすむ

ロングヒット記事

もどる
すすむ