神は細部に宿る。いい男たるもの、ファッションの細部に気を遣う。
どんな鞄を持つかで、男の品格が問われる。没個性的なバッグを持つ男は、没個性的な男だと思われてしまう。
食事会で女性陣からの男性バッグの品評を受け、インターネット企業役員である32歳の大輔は、他人が持たざるブランドのバッグに興味を抱くようになった。
そんな中でFacebookで見つけた『Sandast』のような上質なヴィンテージバッグは、2016年の今、狙い目かもしれない。
今宵は、大輔と、食事会の幹事だったアパレル商社2代目経営者の聡が、女性が持つバッグを肴に飲み語らう...?
「やあ、待たせたね。」
聡がやってきた。月曜20時、『XEX ATAGO GREEN HILLS』のラウンジ。眼前に広がる夜景を眺めながら、先日の食事会で出会った亜希子のことを思い出した。
「この前の『龍天門』での食事会、どうだった?やけにバッグ好きな女たちだったよな(笑......
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