“中の上”の悲劇 Vol.4

“中の上”の悲劇:MARCH卒の限界?商社マンになって初めて味わった、努力だけでは越えられない壁

「一億総中流社会」

かつて日本はそう呼ばれていた。

「普通が一番幸せ」と今なお信じる人も多いが、それは本当だろうか?

容姿、学歴、収入。全てにおいて「中流」の少し上に位置する人間は口を揃えてこう言う。

「上を見ればキリがないが、知らなければいい世界もある。」

“中の上”に位置するが故に、上も下も、いろんな世界を見すぎて起こりうる悲劇もある。

これまで登場したのは、男友達に“中の上”と烙印を押されて困惑したメグミ。彼女の出没エリアなどその生態に迫った。また、高望みをしない東大卒エリートサラリーマン・サトルにも話を聞いた。今回登場するのは…?


中の上”の極みの男?大手総合商社勤務の健二、31歳。


今回話を聞かせてくれたのは、東大卒・サトルの高校時代の友人である健二、31歳だ。

彼らは高校時代同じサッカー部だった。サトルはエースで、健二は皆をまとめるキャプテン。

2人と話してみると、そのキャラクターの違いは歴然だ。サトルは涼しい顔で何でもこなす天才肌。一方の健二はひたむきな努力家で、皆を楽しませるムードメーカーだ。高校を卒業しても、2人の友人関係は変わらず続いている。

健二の身長は高く見積もって165センチくらいだろうか。小柄でいつも笑顔を絶やさず、相手に警戒心を与えないタイプだ。

一見爽やかで何の嫌味もない健二。しかし彼の心の中はコンプレックスの塊だった。

「東大にサクッと入ったサトルと比べて、俺なんて本当“中の上”の極みの男ですよ。」

健二は笑いながらそう言った。

彼は現在、誰もが知っているような大手総合商社に勤めている。彼がここに来るまでの道のりは、決して平坦なものではなかったようだ。

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