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代理店女子マリア Vol.4

代理店女子マリア:仕事のやりがいって?究極のサービス業・黒子のマリア。

広告代理店にはびこる、「チャラい」「遊び人」のイメージ。

広告代理店勤務の正社員女子たちにとって、代理店への先入観はレッテル以外のなにものでもない。

港区の大手広告代理店で、営業として働くマリア、29歳、彼氏なし。

メディア部・藤森から持ちかけられたやっかいな案件、アーティストのコンサート協賛だったが、無事クライアントを説得して実施を決めたマリア。仕事が上手く回りだす一方、最終電車で、仮氏・ケイが知らない女性と乗り込む場面に遭遇。心中は穏やかではなかった。

あの女は誰?被害妄想は加速する


できるだけ、考えないように頑張った。

しかし「考えないようにする」という行為が、もう既に「考えている」ことを意味する。

あれから何千回もフラッシュバックする、金曜日の夜の光景。隣にいた女性とは、一体どんな関係なのだろう。ケイ本人に問いただすなんて野暮な真似はできなかった。......


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代理店女子マリア

広告代理店にはびこる、「チャラい」「遊び人」のイメージ。

このイメージを逆手に取って、代理店男子たちは今宵も楽しい夜を謳歌する。

一方で、広告代理店勤務の正社員女子たちにとって、代理店への先入観はレッテル以外のなにものでもない。

職業病からか、飲みの席ではいつも場を盛り上げることに必死で、「ノリが良い」の一言で片付けられ、本命レースからは早々に離脱。

東京市場で肩身の狭い思いをしている、代理店女子。彼女たちの葛藤を覗いてみよう。

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