年収1,000万円プレイヤーの家計簿 Vol.7

斜陽と言われる、出版業界。29歳・編集者は、我々の予想を裏切る1,000万プレイヤーだった

世間一般的には花形といわれる「年収1,000万円」。

平成26年度の民間給与実態統計調査(出典:年収ラボ)によると、年収1,000万円越えは日本の労働人口の4.1%。30代以下に限定するともっと比率は下がり、40,50代になると徐々に比率は上がるだろう。

年収1,000万円プレイヤーはどのようなライフスタイルを送っているのだろうか。世間が思うような夢の暮らしなのか、それとも……?

取材を通して、彼らの実際の家計簿から支出傾向を探る。これまでに独身の総合商社マン養育費をかける外資系コンサルタント飽き性な会社役員、交際費が多すぎて彼女に振られた広告代理店マン、アルバイトで稼ぐ大学病院の勤務医表参道の歯科医の家計簿を紹介した。

今回は、大手出版社に勤める29歳編集者に迫る。


<今週の1,000万円プレイヤー>

名前:澤村(29)
職種:編集者(大手出版社勤務)
年収:額面 1,110万円 (内訳:830万円、ボーナス 280万円)/月の手取り 52万円
住居:目黒で友人とシェアハウス
結婚:独身


【支出の内訳】


大手出版社の編集部に勤務する、澤村さん。カールのかかった前髪を横に流し、ハンチング帽を被った姿は、いかにも業界人らしさを醸し出していた。出版不況と言われる昨今、29歳で既に年収1,000万円以上を稼ぎ出す。

入社1年目に男性雑誌の編集部に配属されて以来、誌面のコンテンツ制作に携わってきた。担当する作家との綿密な打合せを通じ、次回作の制作をサポート。作家からの突然の連絡にもすぐに対応出来るよう、常時準備態勢で、澤村さんの平日は昼過ぎに始まり、早朝に帰宅というハードスケジュールをこなす。

「結果が出せなければ、肩身が狭くなっていく弱肉強食の職場。常に良いアウトプットを出なさいといけないプレッシャーはあります」

現在、目黒駅から徒歩15分ほどの3LDKのマンションに、大学時代の友人2人とハウスシェアリングをしている。1人あたりの家賃は8万円程。働く業界も生活リズムも異なる為、平日はあまり顔を合わせないが、土日は彼らと一緒に過ごすことも多い。

そんな澤村さんの家計簿を見ると、あらゆるモノに満遍なく出費している様子だ。平日は仕事に没頭し、休日はしっかり休むようにしているそうだが、彼のお金の使い方からは、さらに面白いものを追求する編集者らしさが滲み見えてきたのだった。

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