世間一般的には花形といわれる「年収1,000万円」。
平成26年度の民間給与実態統計調査(出典:年収ラボ)によると、年収1,000万円越えは日本の労働人口の4.1%。30代以下に限定するともっと比率は下がり、40,50代になると徐々に比率は上がるだろう。
年収1,000万円プレイヤーはどのようなライフスタイルを送っているのだろうか。世間が思うような夢の暮らしなのか、それとも……?
取材を通して、彼らの実際の家計簿から支出傾向を探る。
<今週の1,000万円プレイヤー>
名前:橋本(45)
職種:大手総合商社勤務
年収:額面 1,700万円(春と夏のボーナス800万円含む)/月の手取り 約60万円
住居:恵比寿のマンション(持ち家)
結婚:独身・離婚歴あり
現在、大手総合商社に勤める橋本さんは、恵比寿のルーフバルコニー付きマンションでひとり暮らしをしている。年齢は45歳。20代の時に商社や金融機関を数社経験し、約15年前に総合商社に転職した。まずは彼の家計簿を見ていきたいと思う。
【6月分家計簿】
【支出の内訳】
年収は、額面で約1,700万円(そのうち、春夏に支払われるボーナスが約800万円)。ひと月の手取りは約60万円だ。毎月貯蓄を意識しているわけではなく、毎月の支出は65万前後になるが、ボーナスと資産運用で貯蓄出来ている計算に。
現職では「それなりのポジションにいる」とのこと。5大商社の有価証券報告書を見ると、平均年齢42.1歳・平均年収は約1,350万円。商社業界全体で見ても、橋本さんは平均以上もらっていることがわかる。
「僕はあまり無駄遣いもしないし、面白くないかも」と言っていた彼だが、全体の支出バランスを見てみると、ある面白い人物像が浮かんできた。
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