その一杯が旨くなる大人の酒講座 Vol.1

いまさら聞けない!ビールブームの今こそ学ぶ、100倍旨く感じるビールの基礎知識

curated by
藤原ヒロユキ
Q-ビールと料理の相性を知りたい!

上記マトリックスを参考にしてください!

上記マトリックスを参照にしていただければ料理とビールのペアリングはバッチリうまくいく。生まれた風土を考えれば味が調和する点には、ご納得いただけるはず。

また、ビールの色は麦芽の焙煎によって決まるものが多いので、色・焦げ感でも相性は良くなるのだ。左表はごく一例だが、ワインほど難しく考えずにペアリングできるだろう。

Q-料理にビールを合わせればいいの?

A-料理>ビールではない、対等な関係を築きましょう。

多彩な味わいやスタイルを持つビールだからこそ、昨今の“味わう”という風潮を大事にしたい。ワインと料理の相性をマリアージュと呼ぶように、ビールと料理のペアリングは、対等関係で考えたほうが楽しみは増える。

ビールに含まれる、甘味、旨味、苦味、酸味と、料理の味わい。これら、上記を参考にいろいろと組み合わせ、1+1=2以上の関係を見つけていただきたい。

Q-グラスで味は変わる?

A-グラス次第で、芳醇にも貧弱にもなります。

ビールの持ち味を最大限引き出すためには、グラスの役割は大きい。香り、泡立ち、口の中に流れ込む速度、そして手で持った際に変化する温度、と、グラスがビールに作用する要素は、これほどまでに多いのだ。

そこで、ビールの種類別に用意したい代表的な6型をご紹介。ビールの特徴を知ったうえで最適なグラスを選べば、新たな世界が広がってくる。

【ヴァイツェングラス】
ヴァイツェンは泡が豊かな白ビール。泡を楽しむために背が高く、腰がくびれて上側が膨らむことで、香りを溜め込む構造となっている

【シュタンゲ型グラス】
ビールがすぐ喉に到達するシュタンゲ型。低温でスピーディにのどごしを楽しみたい。ケルシュなどの爽やかなものに向く

【チューリップ型グラス】
香り高いエール系ビールに適する。丸みを帯びたボディから一度すぼまり再び開く。溜め込んだ香りが、泡を経てゆっくりと広がる

【IPAグラス】
適度な苦味を併せ持つ、流行のIPA(インディアペールエール)用に作られた形状。持ち手の波型は、飲むたびに泡をリチャージ

【フルート型グラス】
足つきタイプは、体温で温度が下がらないので低温向け。泡立ち&泡もちもいい。口内にさっと流したいピルスナーやフルーツビールに

【スタウトグラス】
焙煎した麦芽を使った濃色ビールに最適。コーヒーやチョコにも通じる香ばしいアロマを、ずっしりとまっすぐ鼻から感じたい

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