有名ラッパーやDJを「○○くん」と呼ぶ美女の生息率は都内No.1。独特の文化がある三宿の魅力

街に性格があるのは、その街に住まう人の個性が違うから。

その街の住人やレストランを調査し、紡ぎだされた「いま」をお伝えするこの企画。

今回は「三宿」を掘り下げてみると、一部で〝三宿村〞と呼ばれているこの界隈の特徴が見えてきた。


全盛期からは落ち着いたが、いまだ独特の文化がある


〝三宿〞のイメージといえば、芸能関係の人々やお洒落な人々が集う街。

歴史を辿れば、伝説となった『ゼスト キャンティーナ 世田谷』や、現存する『カフェ ラ・ボエム 世田谷』にお洒落業界人が集っていた。

その時代、三宿というエリア自体がブランド化され、西麻布の派手さとは違ったツウでお洒落な人々が街を謳歌していた。

三宿は、田園都市線の池尻大橋駅と三軒茶屋駅から徒歩10 分ほど。国道246号線沿いの一帯を指し、“陸の孤島”といわれるエリア。1990年代に「トレンディ」な店が集まり、注目を集めた


その名残は現在も残っているが、以前のようなバブリーさはなりを潜めている。では、どんな人がいるのか?

港区にいるようなジャケパンお洒落人が少なく、ストリートっぽい服装だけど、一点一点は上質という人が多い。プチ・ファレルである。

スタイリッシュな人だと思ってみると、芸能人だった、なんてこともかなり多い街だ。

生息する女性は渋谷に近いこともあって、クラブカルチャーを通ってきた美人が多く、有名ラッパーやDJを「○○くん」と呼ぶ率は、都内一と言っても過言ではない。そんな美女たちが、颯爽とベビーカーを押している。

そのように酸いも甘いも経験してきた大人が集う街なので、食の偏差値はすこぶる高く、一軒目からガッツリ旨いものを食べられるのが三宿の凄み。

『成味屋』店主の佐藤さんと看板娘のりくさん。ワイルドな見た目ながら「海老真薯」や「煮込み」など仕事を施した一品料理が抜群。そのギャップにも驚く


住宅街にある『成味屋』は、新潟生まれ、ニューヨーク帰りの店主・佐藤巴二彌さんが作る絶品の和食が楽しめる。和食店なのに、カジュアルにテキーラが出てくるあたりが、この街らしい。

その他、イタリアン『Piuma』にはお洒落なワイン好きが集っているし、『焼肉ケニヤ』は、その脱力感のあるお洒落さで、三宿への呼び水となっている(むしろ地元の人が少ないぐらい)。

和牛はもちろん、スパイスを使った料理が珍しい


そして、昨年誕生した『ターコイズ オキナワ』もすごい。「オオゼキ」の前にできたド派手なピンクの外観は〝怪しい〞という印象以外、思い浮かばない。

オーナーは沖縄のファッションを牽引する存在で、こちらで働く若手スタッフは全員沖縄出身のイケメン。三宿住人だけでなく、東京中の沖縄出身者に話題の一軒である。

ちなみに、実は地下に隠しスペースがあって、貸切でカラオケができるのも〝三宿らしい〞。そう、チェーン店ではないカラオケが点在するのもこの街の特徴。

そんな〝遊びの要素〞が色濃いのも住宅街と考えれば、非常に珍しいこと。

19時以降にスタートするお店が多いのも三宿の特徴。『ターコイズ オキナワ』も19時ぴったりにシャッターが開く。来店したら「島のおばんざい五種盛り」とオリオンビールで乾杯!


そして、新興勢力として、ここ数年はITベンチャーに勤める人も増えている。〝ビットバレー〞こと、渋谷のベッドタウンであるためだ。

特に家賃補助の「二駅ルール」があるサイバーエージェント社員の存在が際立つ。ちなみに、同じ池尻であるが、駅近くはまた文化が異なる。

池尻に務めるIT企業の社員によれば、いつものルーティーンは『ランタン』や『焼鳥 やおや』からの『LOBBY』で、三宿には寄り付かない。

『LOBBY』は創業メンバーがIT業界や広告業界出身ということもあり、感度の高い人間を引き寄せるらしい。

また、246を渡り、下馬になると、途端にファミリー感が強まる。

『成味屋』の常連をキャッチ!飯森 拓さん
週に3回は三宿で飲み、『成味屋』には1日2回行くことも。仕事はテーラー。好きなお店は『マードック』、『ラ・ファミリア』。三宿の印象は「酒飲みのプロが多い!」


このように、同じ池尻大橋という駅でも、カルチャーが異なり、三宿は中でも、一層ディープで人情に厚い街ともいえる。

店主同士の繋がりも強く、この近辺のお店をめぐることから〝三宿村〞と称されるという。

過去から続く、西麻布っぽいラグジュアリー感と、渋谷由来のストリート感。それらが調和する三宿は、やはり、他の街にはない存在感を放っているのだ。

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