学歴カレンダー Vol.6

学歴カレンダー:青学出身・イケメン読者モデルとお家デート。彼の家で踏んだ地雷とは…

前回までのあらすじ

神奈川県の公立高校から、慶應義塾大学法学部政治学科を卒業後、丸の内の大手人材会社に勤める絵理奈(29)。周りの友人たちは“恋愛対象になるのは最低でも早慶レベル"と口を揃え、彼女自身も様々な学歴の男とのデートを試みる。

今までデートしたのは早稲田卒の浩哉東大卒の宏太日大卒の啓介。日大卒の啓介に心惹かれたが、元彼・哲也に似ている彼の好意を受け入れられない。そんな時に友人の紹介で出会ったのが理科大卒の聡だった。

彼に惹かれかけていた矢先、秋葉原デートに誘われた。彼の興味は目の前の自分よりパソコンのパーツなのだと実感、すぐにその場を後にした。あらゆる男性とのデートを経験し、もう怖いものはない、そんな時に出会ったのはイケメン・青学出身の孝太郎だったが……?


29歳、バリキャリOLが荒れた部屋でふと思うこと


先週、29歳の誕生日を迎えた。4月の初め、周りの環境も変化するこの時期はいつも心が落ち着かない。入社7年目、仲の良い同期は起業や転職、結婚など新たな人生の一歩を踏み出している。

部屋の乱れは心の乱れ。忙しいといつも部屋に出る。新しいプロジェクトを立ち上げた絵理奈の最近の忙しさは尋常ではない。只今20連勤中、土日もフル稼働で仕事をしているので、家の中は荒れ放題だ。

荒れた部屋では気が休まらない。どちらかというと几帳面でこまめに掃除するタイプだが、最近は全くできていない。疲れに比例して癒しグッズばかり買ってしまい、さらに部屋が散らかる悪循環だ。

「結婚してお嫁さんが欲しいなぁ。」

男性が結婚したくなるのも分かる気がする。時代錯誤かもしれないが、綺麗に片付けられた家に暖かいご飯が用意されていれば、仕事も頑張れる気がする。

最近まで親しくしていた孝太郎はどんなに忙しくても部屋が乱れることなんて絶対ないだろう、そう思い出して自虐的に笑った。

表参道のパーティーで知り合ったアパレルメーカー勤務のイケメン


出会いは、国内の大手アパレルメーカーでPRをやる友人に誘われたパーティー。そこのECサイトを運営している孝太郎は27歳、青山学院大学出身だった。そのサイトでよく買い物していたので自然と話が盛り上がり、立食式のパーティーで30分以上もしゃべっていた。

彼は背が高い上に顔が小さく、モデルのような体型をしていた。大学時代は読者モデルをしていたらしい。男性の顔にこだわりはない絵理奈だったが、彼は別格だった。整った優しい顔立ちに悠然としたオーラをまとい、はにかむような笑顔を向けてくる。天性の色気を持つ男だ。

パーティーの後、自然と食事に行くようになった。彼は大学、会社がともに表参道だったのでその界隈のデートが多かった。最初のデートは『L'AS』。26歳の時に来て以来、3年ぶりだった。コースの初めに出てくるフォアグラのクリスピーサンドは絶品だ。変わらぬ美味しさに感激もひとしおだった。

『Two Rooms Grill』ではもちろんテラス席をリザーブ。スプリングコートで充分な暖かさになった4月の夜、水辺に面したテラス席でのデート。春特有の生暖かい空気とほろ酔い気分が相まって、心地よい波に揺られているような感覚がした。

彼のデートは常に女心を掴んでいて、それでいて何も深刻に思い詰めることもない。目的地がない船に乗っているようだった。

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