東京DINKS Vol.16

いよいよ明日で最終話!「東京DINKS」全話総集編

DINKS = Double Income No Kids(2収入、子供なし)。

結婚後、子どもを持たない生活を選んだ太一と愛子。結婚前と同様に時間とお金を自由に使い、お互いを尊重し干渉しない2人。

一見幸せそうに見える二人には、各々絶対に言えない秘密があり・・・
果たして「自由」とは気楽なものなのか、かえって複雑な事態を招くのか。

「遅咲きの狂い咲き女」なる名言も生まれた大反響の連載、いよいよ明日で最終回。
『東京DINKS』一挙に全話おさらい!

第1話:結婚生活とシングルライフ。両方のイイとこ取りをする男女

「愛子、今日はどこか行くんだっけ?」

日曜日、限りなく正午に近い午前中。シャワーを浴び終えた太一は濡れた頭をごしごしバスタオルで拭きながら、妻の愛子に尋ねた。

近くのパン屋『トラスパレンテ』で買ってきたスコーンを食べていた愛子は、「そうだよ、明日香の家に行くから、2時には出るかな」と壁に掛かった時計を見上げながら返した。

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第2話:隣の芝は本当に青いか?ホームパーティに見るそれぞれの価値観

下準備を済ませたパエリアのフライパンは、みんなの食事のペースを見て火にかける段取りだ。

「そういえばこの前、誠が1,800円もする本を買ってきたのよ。」

乾杯を済ませ、シャンパンからピノノワールに移った頃、アッパー夫妻の恵が切り出した。

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第3話:夫婦デートの不文律?金曜21時の行動には目をつぶれ

六本木のビストロでも、銀座の割烹でも、ハワイのビーチを望むレストランでも、いつでもどこでも2人でテーブルを囲めばそれが団欒となる。そのフレキシブルな自由さや大らかさがこの上なく気持ち良い。

だが、今夜の2人は少し事情が違った。24時間前、それぞれに起こった出来事が靴の裏に付いたガムのようにしつこく、頭の隅から剥がれないのだった。

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第4話:男のケジメ、つけてます?妻にはナイショの、夫の独白

付き合ってる彼女に「生理がこない」なんてびっくりすること言われちゃって、いやもう本当に焦りましたよ。

「そんなハズはない、抜かりはなかった」と思っていても、100%はないと言いますから、肝を冷やしますよね。お互い自立している社会人だったら良いきっかけでもあると思いますが、僕のように既婚者だと…。

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第5話:昔日の思い出の箱を開けることは許されるのか

その箱は、もう一生開けることはないはずだった。その箱の存在を思い出すことはあっても蓋を開けることは太一への裏切りであり、何より自分自身が一番許せない行為だと思っていた。

それがクリスマスの夜に突然、誰かの手で乱暴にリボンを解かれた。

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