※本記事は、2016年に公開された記事の再掲です。当時の空気感も含めて、お楽しみください。
前回までのあらすじ
結婚後、子どもを持たない生活を選んだ太一と愛子。結婚前と同様に時間とお金を自由に使い、お互いを尊重し干渉しない暮らしに満足している。
別々に過ごしたクリスマスの夜、太一は浮気相手の葵に妊娠の可能性を告げられ、愛子は昔の恋人と偶然再会する…。
東京DINKS第3話: 夫婦デートの不文律?金曜21時の行動には目をつぶれ
先週、付き合ってる彼女に「生理がこない」なんてびっくりすること言われちゃって、いやもう本当に焦りましたよ。
このセリフを聞いたのは大学生の時以来ですからね(笑)
多くの男性は、きっと1度や2度は言われたことがありますよね?
「そんなハズはない、抜かりはなかった」と思っていても、100%はないと言いますから、肝を冷やしますよね。お互い自立している社会人だったら良いきっかけでもあると思いますが、僕のように既婚者だと…。
結論から言うと、葵は妊娠していませんでした!大晦日の夜、腹痛とともに妊娠疑惑は消えたそうです。クリスマスに恵比寿で告げられてからの5日間は気が気じゃなかったですよ。
正直、葵のことは可愛くて好きですけど、愛子との離婚は考えられません。それに、葵の前にも付き合った彼女は何人かいますが、なぜだか結局最後は、僕が振られて終わります(笑)
もちろん、既婚者であることは最初にきちんと伝えて、それを了承してくれた子と、一緒に楽しい時間を過ごしています。でも、愛子には絶対にバレないよう細心の注意を払いますよ。
愛子は自分にとっては本当に大切な人だから、きちんと責任は果たしたいと思っています。
それだけが理由ではありませんが、結婚を機に保険に入りましたし。独身の時は必要ないと思って保険なんて気にしたことがなかったですけど、自分の身に何かが起こった時、愛子に迷惑をかけないようにと加入を決めました。
保険の相談に行くと、ファイナンシャル・プランナーのお姉さんが言うんですよ「男性の平均寿命は80.5歳です。定年が60歳として約20年、その間に必要なお金と死後の葬儀、墓代、ご家族に残したい金額、残念ながら、若くしてご病気になられた場合の入院費や死亡保険も…」なんて、笑顔で。
生きるのにも死ぬのにも、そんなにお金かかるのか?って、衝撃でしたね。
でも、愛子にお金の心配をかけたくありませんからね。
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